yuugetu さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
なかなか楽しめましたし、何よりネルヴァが可愛い
2019年秋アニメ。全12話。
小説原作。原作は放送終了後に途中まで。
1巻→2巻→短編→5巻→3巻の順にアニメ化されていて、原作もアニメ化された部分は読みました。なかなか面白いし結構好みなので、この先も読み進める予定です。
少女漫画的な物語を男性側から見るような作品ですね。
クーファの内面を知るとメリダがなおさら可愛く見える、一粒で二つ美味しい作りでした。私のように運命の王子様みたいなのを(胡散臭い…)と感じるようなひねくれた人も気持ち良く見れるかもしれないw
OPED共にとても良かったです。演出と楽曲が良く合っていました。
ただ、作画は全体的に大変そうな印象が強かったですかね…。服飾デザインなどは思い切ってシンプルにしてしまっても良いのに、と原作付きアニメを見てるといつも思う。
個人的には第5話はコンテ・演出・作画監督を同じスタッフさんが担当していて、映像全体が纏まっていてとても良かったと思います。
第1話と最終話の猫の演出も好きでした。
ネルヴァ様が正直一番可愛い。メイン張ってくれたら嬉しかったんですけど、学外でのお話が多いので仕方ないね…。
以下アニメと原作を交えての感想になりますので、ネタバレ嫌な人は注意してくださいね。
{netabare}
原作ではクーファの内心も詳細に記されていて、完全にメリダに一目惚れ。彼女の才能にも惚れ込んでいるため、弟子として厳しく教育しますが一方でとても大切にする。読む側もそれを見てなおさらメリダを応援するし、クーファの弱さも理解できるわけです。
アニメではクーファの内面はあまり描かれないので最初はちょっと掴み所がないんですけど、最後まで見ると段々とメリダに惚れていく感じもして良いですよね。
ちょっと駆け足過ぎて、アニメだけだとわかりにくい部分も多いのが残念でした。
1クールで4冊分プラスαはちょっと欲張りすぎた感じもありましたし、若干矛盾点が発生しているのも勿体ない。短編を入れるよりは1巻か2巻の内容をもう一話分しっかり描いたほうが良かったかなと思ったり。
クーファの母親への想いももう少ししっかり入れて欲しかった。
でもアニメは二人の関係にフォーカスしているように思うので、カップルが好きな人にはオススメできるかも。
マナ移植以降のキスシーンの入れ方がアニメと原作だと違っていて、そこが女性らしくて赤尾でこさんの構成だなと。原作よりエロ要素がだいぶ弱まっているのも私は落ち着いて見られるので好きかなあ。
第9話でメリダからキスしていますが、原作ではこのエピソードより少し前に眠るメリダにクーファからキスをするシーンがあるんですね。
第9話のキスシーンは、クーファが正体を明かしてもメリダの心は揺らがず、クーファのすべてを受け入れる場面。甘いシーンなのは変わらないんですけど、キスシーンの回数を絞ると少女漫画的な印象が強くなるので私は好きでした。
(個人的には、少女漫画のキスシーンはプラトニックからセクシャルな関係に移り変わる場面だったり、あと純粋に恋人関係成立の場面だったり、相手の全てを受け入れる場面だったり。かなり重要なので乱発しないイメージなんですよね。もちろん異論は認めますよ!)
ラストにメリダが父フェルグスから優しい言葉をかけられるのも、爽やかで好みでした。原作だと台詞は同じですが、演出意図や雰囲気は少し違うんですよね。
最終回のメリダからクーファへの「お願い」も内容が違っていて、最終話の変更点は特に良かったと思います。
{/netabare}
原作に忠実に作ってほしいと思う人には残念な出来かもしれませんが、私はアニメスタッフが変更を加えた点も好きだったのでなかなか楽しめました。
(2020.2.2)