もけもけぽー さんの感想・評価
3.0
物語 : 1.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
パワーバランスの狂った強敵による一方的な虐殺ゲーム
映像美、キャラデザイン、音楽、演出、どれも素晴らしいものがあり
とてもディテールに凝った描写が目を惹きました。
そんな魅力的な世界観の推理モノかと思いきや、実はサイコスリラー…かと思いきやファンタジー…かと思っていたら敵側の極悪キャラによる殺戮ショー。
と、どんどん様相を変えていきます。
テーマは善とは何か、悪とは何か。
この命題に沿って、検事やFBI、政府関係者、果ては合衆国大統領まで巻き込みながら、禅問答のようにその答えを少しずつ手繰り寄せていきます。
そこの描写は比較的丁寧です。だからこそ敵側との対峙、そして答え合わせを待っていました。
しかしながら、前述の極悪キャラが物語の器を超えすぎたパワーを持っていて
なおかつ何の工夫もなく力技で主人公サイドを破壊していくのです。
STR100 INT0 の脳筋キャラのごとく。
そして最後まで破壊しつくして終わります。
何の答えも提示されることなく。
ああ、クッソつまんね。これは考察する気にもならない。