カミタマン さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
京都寺町三条の骨董品屋!!
京都寺町三条の骨董品屋と聞いて,昔々の記憶が蘇ってきました。
もうだいぶ昔,昭和の終わりか平成の始めくらいの記憶です。
なにぶん古い記憶なので,かなり記憶が曖昧ですが・・・
自分の記憶では三条通りの高瀬川に面したあたりなので木屋町三条でしょうか?(西木屋町かもしれませんし,四条だったかもしれません,記憶は曖昧です。)とても古い骨董品屋(古道具屋といった方が正確な気がしますし,質屋だったのかもしれません)がありました。その店は何というかものすごいインパクトのある店でした。中でも最も印象に残っているのは,傘(洋傘)の骨です!他には使用済みの端が黒ずんでいる蛍光管とかよく分からないヒモ・・・とにかくこんな店現実にあるとは思えない,異世界感満載の店でした!「耳をすませば」の地球屋より不思議な空間でした。古い記憶ですし,その店に行った回数も3~4回程度なので・・・記憶の中で盛られている面もあるとは思いますが・・・
京都寺町三条の骨董品屋という設定を聞いて,不意にその店を思い出しました。(リバイバル?w)無いとは思うけど現在はどうなっているんだろうか?ネットで調べてみましたが,やはり現在はないようです。ちなみに平安神宮と京都市動物園の間くらいに同じ名前のアンティーク照明器具店が存在しているようです,関係があるのだろうか?
そんなわけで,タイトルと設定につられて本作品を視聴しました。もちろん異世界感のある骨董品屋を期待するだけ無駄なのは承知の上でw
しかし,制作陣はトライしていました!骨董品屋の格子の隙間からこぼれる光に浮遊する埃がキラキラと照らし出される様子を描こうとしているではありませんか!美しく描けたとは言えませんが価値のある挑戦だと思います。そうやって少しずつ技術は進歩するのではないかと思います。
内容は,あっさりとしているのですが,よく考えると人間関係がかなりどろどろしている人物が多数登場します!でもそれを気にさせないあっさり感が悪くはないかも・・・
とはいえ,正直言って各話の登場人物の人間関係などはかなり不快な設定が多く,いつもなら途中断念の感じなのですが,なぜか途中でやめようとか一切思わず完走しました(1クールもので大げさですが・・・)いったいなぜ?よーく考えてみました・・・
その理由はたぶん・・・
清貴と葵の関係かと思います。男女(あるいはどちらかが)が大声でツッコミを入れ(罵倒し合い)ドツキ合うそんな関係が多いアニメにおいて,いつまでもお互い丁寧な言葉で接する,二人のぎこちなくもほほえましい関係,それが負の要素を帳消しにしてくれたのではないかと思います。
そして,{netabare}見終わる頃には,全く進展しない清貴と葵の関係が逆に心地よいと感じていましたw {/netabare}
付け加えて,あまり評判はよくないような気がしますが・・・
自分は,時々見せる素の京都弁ホームズさんの方が好感が持てます。