Jun さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 2.5
声優 : 3.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
タイトルからは想像できない孤独な子供達
12才の子供たちが主人公。SF世界だけれど、キャラや背景が世界名作劇場の雰囲気。
キャラデザインは好みではないが、美男美女のキャットウォークよりは古典的で見ているうちに受け入れられた。くどい演出も僕には合ってた。
OPが素晴らしい。時を渡る孤独な少年達の気持ちが伝わる。特に何百年もの孤独と共に何世代もの人生を生き、真実の自分を探し続けるヒロインが歴代の名作劇場の主人公とかぶる。
ただ残念なのは少年達が何光年も跨いで自分探しに追いやられた原因が王朝の内紛という使い古されたシナリオだということ。
物語としては18-19話で異星での事実が明かされ、ヒロインが全てを理解したうえで、それでもヘルガとしての生を地球で全うするという選択をした時点がクライマックス。
気に入らないのはエピローグが明るすぎるところ。少年達とヒロインは最終的に人生を選択して、代わりに異星人としての人生を犠牲にしたのだから、もっと悲壮感があってもよかったと思う。