ウェスタンガール さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
万感の思いを込めて
一話一話大切に観てきた作品だ。
今回、第4期“ハニカム”に込められたスタッフの想いが、全編のそこかしこに感じられる。
沙英さん、ヒロさんの卒業を意識する年、ゆのっち、そして、あの宮ちゃんでさえ、二人がいなくなった“ひだまり荘”を想像することはしたくない筈だ。
そして、一年生のなずな氏とノリスケさんの二人が、そんな先輩たちを気遣いながらも頼りにしていく姿に、これからも続いていくであろう、未来のひだまり荘を見る思いがする。
そこには、過去のエピを絡め、あたかもランダムに回が進むような演出は存在しない。
初夏の修学旅行、夏休み、水泳大会、やまぶき祭、そしてクリスマス、お正月と学園物王道のイベントを巡るエピソードが、時間軸に沿って描かれるのだ。
ひだまり荘の面々にとって何ものにも代え難い日々であることを、観ている我々とても、否が応でも意識せざるを得ない。
そんな中で、有沢先輩との交流、学園祭パンフの表紙絵コンペ、そして謎多き大家さんがもたらす人生ゲームはオマケとしても、ゆのっちの成長を見ることができる良回が多く、親戚の叔父さんとしては嬉しい限りである。(誰がじゃ!)
なにより、少し素直になれた夏目さん、よかった、よかった。
涙が出てきた・・・。
万感の思いを込めて、“ひだまりスケッチ”永遠なれ!
あとは、『沙英・ヒロ 卒業編』を残すのみ…、感謝。