徳寿丸 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
社会派アニマルアニメ?
原作未読(2020.1)
人間社会の様々な問題(差別やモラル等)を擬人化された動物社会で主人公であるハイイロオオカミが悩みながら成長し、自分とは何かを模索する?作品とでもいいますか・・・。正直、人間だとまったくつまらない内容かもしれませんね。どうだろう、夏目漱石、太宰治、谷崎潤一郎、芥川龍之介、島崎藤村といった文豪達?も悩んだ人間というものへの探求?と肉食動物の本能と社会の理想と建前との乖離と苦悩・・・そこに答えはあるのか・・・等と言ってみる(笑)。
私のツボ:喰殺という罪
2期視聴済(2021.8)
1期の続きですね。喰殺事件の解決まで。
主人公のハイイロオオカミと先輩のアカシカを中心にそれぞれの肉食動物、草食動物としての”強さ”に対する葛藤であったり逡巡する様、解放といったそれぞれの答えを模索する姿が描かれています。
それが動物社会というコミカルな表現に落とし込まれており、観る側に一定の安心感(人間として観るとエグイ)を与えているのではないでしょうか。
個人的には割と大人な内容であり子供には難しいかなとも思いますが、動物の表情や動きが非常に丁寧でそれだけでも視聴価値はあるかなと思います。
私のツボ:イモムシ