のいぎり さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
溢れんばかりの愛と呪いと祝福の物語
「なんと素晴らしい」
とても丁寧に制作されており、引き込まれるストーリー展開とKevin Penkin氏の独特な雰囲気ある劇伴によって最初から最後まで見入ってしまいました。
今回の物語の中心人物は、純真博愛正直者マッドサイエンティストである黎明卿となりますが、この痺れるほど個性的なキャラに森川さんの演技がマッチしており、魅力あるキャラとして仕上がっているよう感じました。
また、テレビアニメ版ではあまり無かった正面切っての激しいバトルシーンもあり、緩急それぞれの作画を楽しむこともできます。
そして納得のR15+指定です。
映画倫理機構はちゃんと仕事してます。
なお本作は後半になるほど見る側の心に掛かる負荷が上昇します。
これから作品を見られる方は、序盤でしっかり雄大で過酷で儚い奈落世界の雰囲気と、ナナチの度し難い可愛らしさに癒されておくことをお勧めします。