Jun さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ユングの世界をネタにしたタイムリープもの
自意識は危うい。認識がなくなったり、交換されたり、分裂したり、消滅したりするものだという。どこからきた。どこにある。どこへいく。
そういった自意識の病に効く一番の薬は「ありがとう」「よくがんばった」「大好き」「日々優しい人になっていきたい。」最後みんな幸せになってよかったと言いたかったが。
どうしても小4翔子ちゃんのラストエピソードは違和感がある。なぜ彼女は未来を勝ち取れたのか。中学卒業前後で死を悟っていた小4少女にどんな奇跡が起こったのか。
梓川の心臓を持つ翔子、まいさんの心臓を持つ翔子はそれぞれのドナーを助けようとしている。ICUの中1翔子ちゃんは自分の限界を受け入れたように見える。
小4翔子ちゃんはこの三人の翔子と同期が取れたあと、なぜ希望を持てたのかという違和感が消えない。
結局、御都合主義の神と作者が奇跡を起こしたのか。原作をあたればもっとはっきりするのだろうか。