101匹足利尊氏 さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 2.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
究極の五択
同学年の五つ子女子高生の家庭教師をすることになった男子主人公の日々を描く
『週刊少年マガジン』ラブコメ漫画(未読)のアニメ化作品。
【物語 3.5点】
個性的な五つ子ネタ&ギャグで視聴者を目移りさせ、各話を繋げつつ、
適宜、試験による危機や、関係進展を予感させるイベントでメインストーリーの小山を持って来る。
無難な構成ながら、五姉妹各々の秘密の暴露など、カードの切り方には妙あり。
【作画 2.5点】
不安定。ギャグシーンでは変顔で凌げても、
一部の萌えシーンでギアが上がって来ないのは苦しい。
{netabare}四葉の膝枕{/netabare}みたいなクオリティで全編見たい!と言う願いは決して贅沢ではない。
【声優 4.0点】
豪華。声オタ紳士はOP冒頭の上杉…~♪五連呼だけで昇天できるレベル。
ただ中野家五姉妹のキャスティングに関してはやや意外性もありか。
それを新たな魅力発見と取るか否か。
主人公男子役のCV.松岡 禎丞さんは美女に囲まれ慣れてるだけあってか盤石。
【音楽 3.5点】
劇伴は各種ハプニングシーンにも卒なく対応。
OPは五つ子たちが高い萌え殺傷力で魅せ、
EDは内田 彩さんが相変わらずの脳トロボイスでオシャレに締めくくる。
【キャラ 4.5点】
上々。五つ子たちは完全無欠の美少女ではなく、
勉学壊滅の共通課題に加え、各々欠点を抱えるが、
それがかえって萌えポイントにもなっていて、
かつ五人補い合えばという絆の根拠にもなっている。
この作品、引き算の使い方がとても上手い。
【感想】
恋愛物でもギャグが面白くなければ……というのが昨今のトレンドなのでしょうか?
本作でも五つ子入れ変わりギャグ等が冴え渡りました。
個人的にツボだったのは、
{netabare}遅刻した四葉以外の四人+風太郎が、
先に登校を果たした四葉に成り済ますドッペルゲンガー作戦で、
「おっはよーございまーす♪」と生徒指導の関門を突破していくシーン。
流石に風太郎の四葉成り済ましは無理でしたw先生の尊い犠牲を私は忘れませんw{/netabare}
単純な鈍感型ハーレム主人公とは一線を画していた風太郎。
彼がどういう経緯で青春リア充を拒絶し、
{netabare}“焼肉定食、焼肉抜き”を注文する{/netabare}程の守銭奴に成り果てたのか?
その辺りの解明も2期に向けた私の秘かな注目点です。
推しヒロインについては……私は未だに決めあぐねていますw
世間的には三玖が人気出るのだろうなとは感じますし、
何より歴女ですしとは思うのですが(但し、{netabare}暗黒料理であの世行きはゴメンw{/netabare})
他の四人も捨てがたい魅力があるんですよね……。
もういっそ風太郎に嫁選びを丸投げしようかと考える今日この頃ですw