無毒蠍 さんの感想・評価
2.7
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 2.5
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
子供がストーリーを把握しやすい親切丁寧なつくりは評価したいが、 個人的にTVアニメのオリストでやれよというレベルだったのは残念。
全体の流れとしては隠された宝を求めて謎を解き明かし、
最後にたちふさがるラチェット一味を粉砕するというもの。
謎解きがメインのためにシナリオの盛り上がりには欠けています、
そしてバトルにも最初から特に期待していませんでしたね、
というのもラチェット一味をみれば理解できると思うのですが、
どう考えてもルフィ達に勝てる器ではないんですよ。
今回の主な敵は謎を解き明かして世界征服をしようとしているラチェット一味、
まずはマジ将軍、ガラの悪い言動が目立ち、
最後はゾロに余裕で斬られました。
次にホンキ大佐、ゴリラみたいなやつで
戦闘時はラチェットが開発したと思われる機械を身につけていました。
サンジはダメージをうけたようにも思えますがその後のサンジをみるにまだまだ余裕だったようです。
蹴りで粉砕されました。
そしてメカ島の領主で世界征服というアホな事を考えているのがラチェット、
自身が開発したメカを駆使してルフィに挑むも敗北。
最後は無意識にギア2を使ったルフィに粉砕されました。
これが原作の伏線になっているのかな…
うん、このように敵が雑魚すぎて何もワクワクしなかったんですよね、
ただの発明家がルフィにかなうわけなかったんですよ。
バトルが日常の延長線上というか、ほのぼのしていて退屈でした。
敵のアジトへの侵入もテーマパーク?アトラクション?という感じで危機感ゼロ。
この作品の一番の盛り上がりは、
実はこの島が巨大なカメの上だったという事かもしれない、メカ島ならぬカメ島だったんですよ。
本当にオリストっぽいシナリオ構成だったな~。
映画なんだから上映時間内で盛り上がるポイントを一つくらいは用意してほしかったよね。
敵をぶったおすという感じじゃないんですよ、
世界征服とか勘違いしちゃってるマザコンボウヤに世の中の厳しさを教えてやるという感じです。
あと気になったのはナミの胸がゆれる演出が多用されていたのと、
ロビンのドレス姿がエロかったw
後はチョッパーの声が変更されてた。
ワンピースって笑いと感動と燃えが一つになっているのが魅力だと思うし、
作品の中に最低限上の三つはあってしかるべきだと思う。
なんのための劇場版だよ、という印象です。
時間の使い方が下手というか盛り上がりポイントさえないのは厳しい、
そういう意味では前作のオマツリ島は笑いも感動も燃えもあって丁寧にまとめられた作品でしたな。
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