無毒蠍 さんの感想・評価
2.5
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 2.5
音楽 : 2.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
「映画」というよりは、 TVアニメの「オリジナルストーリー」 その延長線上という感じ。
ゾロにスポットを当てた結果がこれか…
やはりルフィメインは絶対で、その他のキャラはルフィを軸に活躍させていったほうが光るな。
終始、アニメのオリスト感覚でした。
いつもの劇場版ならゾロも多少のおふざけがあったりしますが、
今回は終始マジメモードでしたな。
敵の主力はサガ率いる海軍道場のメンツ、
一人目はブーコング、
体系が大きくドラゴンボールでいうとドドリアさん似ですw
両手に金棒をしょじしていました。
いつも劇場版ワンピースの敵はあっさり倒されたりしますが、
今回はいつも以上にあっさりしています、というより瞬殺です。
こいつもロビンが何か技を使ったと思ったら終わりました。
次はビスマルクですが、
全身に鎧を纏った男です、
サンジとの戦いで私の鋼鉄の鎧にそんな蹴りはきかんぞ~、というような事を言いますが、
じゃあ、顔にも鎧をつけとけ!というようなことを言い返され文字通り一蹴されます。
この戦いに関しては残念ながらこれが全ての出来事なんです。
あっという間の決着でした。
七聖剣の悪しき光に魅入られたものは、
自我を失い操られてしまうのですが、
海軍道場のメンツで一番最後まで自我をたもっていたのがトウマという男。
自我を失う前にゾロと一戦交えたいということで戦ったりもしました、
その後は自我も失い、ナミ&チョッパーの前に立ちふさがりますが、
二人のコンビネーション?の前に沈みました。
そして、これらのメンツを率いていたのがサガ、
ゾロの幼馴染で、過去にゾロを庇い右腕が使えなくなりました。
そんな過去もありゾロはサガに協力したという感じかな、
ただ、なんというか今回の表現の仕方じゃゾロがただの悪者にしかみえないんですよね。
一味で一番ぶれないのがゾロだと思っていただけに違和感がありました、
サガに協力するにしても何かしらの考えがあって協力するのがゾロだと思うし、
今回のゾロは主に序盤のことですが行動に考えがなさすぎてちょっとね…
原作をもちだすのもアレですが、ウソップ脱退騒動のときと同じ男とは思えませんでした。
サガが変だと気づきつつ協力したとしても仲間を傷つけるようなやつじゃないという事がいいたいんです。
今回のこれはゾロにスポットを当て無理やり雰囲気をつくろうとしたばっかりに
キャラまで崩壊してたんじゃないだろうか。
七聖剣に魅入られたサガの力は強力なものでしたが、
徐々にルフィに追い詰められ、最後はゾロにより斬り捨てられました、ちゃんと生きてますよ。
ゾロが最後決めてもあまり盛り上がらないんだよな~、ルフィほど熱くならないというか、
ゾロにとってサガは友だから「絶対に勝つ!」という思いは感じても
「絶対にぶったおす!」という気持ちはなかったですね。
なのでワンピースらしさ、ルフィの熱さに期待すると残念に感じるでしょう。
序盤~中盤にかけては状況把握というか、ゾロの身に何がおきているのか?
ここが焦点になっているため物語り全体に動きがなかったのも残念でした。
ルフィ&ウソップなんて序盤~中盤はほぼ暴走して迷子になっていただけだしね、
まぁ、その行動も意味のあるものになったから良かったけど。
シナリオ構成も、盛り上がり方もオリストレベルで個人的に残念な出来でした。
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