無毒蠍 さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
二度ほど視聴したけど 一度目の感想としてはあまり面白くないという印象で 二度目の感想としては意外と悪くはなかったかも?という印象だった。 難しいところだけど映画としては…
まず思ったのが今までの劇場作品で一番舞台が閉鎖的に感じました、
序盤から木ノ葉隠れの里で物語が展開し、里外にも出ますが、
火の国、たぶん全ては国内での事件だったはず。
なんていうか、劇場版というよりはアニメのオリストをみてる感覚に近かったです、
スケール的には地底遺跡や疾風伝と同じくらいのやばさだったとは思いますが。
たぶん作品タイトルにもなっているようにテーマは絆だったんだろうけど、
少し中途半端かな、サスケとの目には見えない絆やアマルとの絆、
複数の絆が確認できましたが何故アマルと神農の絆だけ壊すようなつくりにしたのでしょうか?
神農が実はあやつられていただけという設定だったら、
神農が最後死んだとしてもアマルとの絆を壊さずに終われたと思います。
でもたぶん違いましたよね?神農はあやつられていたんじゃなく、
本物のクズでしたよね(^ω^)
久方ぶりですよ、あんな抑揚たっぷりにふざけた顔しておちょくってくるやつw
今回のメインはナルト一人という感じかな、サスケも登場するけど後半だけだしね。
他の木ノ葉のキャラはサクラ、ヒナタ、シカマル、サイ、カカシ、シノなどが登場して活躍をみせます。
これまでの作品と違うのは敵の主力が一人ということ、
その主力を倒すと零尾が暴走するのでそれをとめるというのが終盤の流れです。
シカマル達はいつ活躍したのかというとこの作品には空忍という雑魚敵がいるので
そいつらを一掃するのに活躍してくれました、
強敵とのバトルはないのでそういう意味でも勿体無いですね。
カカシなんて何でいたのかすらも分からんし。
上でも説明したように今回の主力は神農(零尾)一人です、
それならそれで神農にたっぷり時間を使って盛り上げることもできたでしょうが、
この神農がどうにも盛り上げるにしては器も力量も不足してるんですよね。
それは神農のせいだけではなくサスケのせいでもありますよ、
今までの劇場版はナルトが圧倒的窮地から逆転するという
ある意味定番だけど安心できる流れでした、
それが最初こそナルトも苦戦していましたがサスケ登場でそれもなくなっちゃったよ、
サスケが強すぎるし冷静すぎるし、
サスケが登場してから緊迫感が一気になくなったのは間違いありません。
これは映画作品では致命的です、致命的に盛り上がらないもん。
サスケを登場させるなとまでは言いませんが、
せめて神農をサスケですら圧倒するほどの力量にしておいて下さいよ、
そんな相手だからこそナルトとサスケで協力せざるをえない状況を
つくりだせるというものではないでしょうか。
正直、神農ごときサスケ一人いれば十分でしょうね。
そしてラストの展開はドラゴンボールのメタルクウラじゃなかろーかw
ナルトとサスケが悟空とべジータにしかみえんかった(´゚ω゚`)
今回の神農は身体能力向上タイプでした、
地底遺跡のハイドがゲレルの石でパワーアップしたようなやつです。
そんな彼も劇場版恒例オリジナル派生螺旋丸で沈黙しました、
今回の螺旋丸は竜巻螺旋丸というものらしい。
アマルは最初こそ男のような印象だったけど
最後のほうでは完全に女の子にしかみえませんでした、
サブキャラとか出番少ないのに豪華でしたな、
ネジとかカカシとかね、チョウジは何でいるんだよというレベルw
ナルトがアマルに言った、神農にお別れを言わなきゃ、というシーンはナルトイケメンすぎだったね。
あそこのシーンはよかった、そこのシーンでの神農のクズっぷりも凄かったけど(笑)
ナルト×サクラとかナルト×ヒナタとか言われてるけど、
私はナルト×アマルでいいや、でもナルト×紫苑も捨てがたいような(; ・`д・´)
個人的に気になったのが、
サスケに弾かれた螺旋丸がそのまま飛んでっちゃったんだけど、
手元を離れても螺旋丸が消えてなくならないのは何故だ・・・。
あれで大丈夫なら螺旋丸は投げ飛ばせると思うよ、ヤムチャの操気弾みたいにw
今回の作品は盛り上がるシーンもありましたが、
全体的に物語りに動きがなく色々と惜しい作品に感じました。
PVは本編みた後だと酷いよw
この作品に限ったことじゃないけど、
作中で使用されていないセリフをキャラの口パクに合わせて編集するのはやめて、
余裕で騙されるから(笑)
でもこの作品は特に酷いんじゃないかな、
PVのほとんどのセリフは本編で使用されていなかった気がします、
ナルトとサスケの岩場での共闘シーンもないし、あれはイメージということですかw
【B+78点】