無毒蠍 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
出来としては悪くないと思う。 まずはナルトの世界観で騎士を許容することから始めませんか?
忍者が存在する世界観で騎士を登場させるのは映画ならではの試みですよね、
こういった映画ならではの設定は個人的に好きだし面白いと思います。
ですが、その設定に違和感を覚えた方も少なくないはず、
まず序盤のテムジンとの交戦シーンですが、
螺旋丸のナルトに対して、
テムジンは
テムジン「ライジングサンダー!!」
ですからね(笑)
ナルトの世界観で考えると違和感があります。
でもテムジンはライジングサンダーで螺旋丸を受けきりましたし、
技としては優秀でした。
そして今回ですでにサスケはいません。
仲間側で主に活躍するのが、
サクラ、シカマル、我愛羅、カンクロウです。
我愛羅は序盤から~中盤で主な役割を終えてしまうのは残念でした、
我愛羅には終盤で盛り上げてもらいたかったですね。
序盤から~中盤でナルト、我愛羅、カンクロウVSテムジン、カミラ、ランケという構図になるのですが、
さすがは我愛羅ですね、一人だけキッチリ敵の主力を仕留める様は圧巻の一言。
砂雷針とか我愛羅の砂の利便性には驚かされてばかりです。
ナルト&カンクロウは残念ながら逃げられちゃったね。
敵の主力の一人であるフガイは終盤にサクラの機転で撃破されたね、
このときはまだ怪力は会得していなかったので優秀キャラでした、
しかしシカマルもいる本作ではサクラの機転も印象に残りませんね、
サクラが頭いいというよりは、フガイの頭が弱かったという印象。
シカマルはさすがの手腕で主力の一人カミラを撃破。
このカミラは幻術使いらしいけど、忍者ではないんだよね?
カミラがチャクラを扱えたのならテムジンがチャクラの存在を知らないのは不自然に感じる、
まぁ、テムジンは他のメンバーとあまり交流がなさそうなので
カミラが忍術を使えててもごまかせそうではあるけど。
敵の首領でもあるハイド、
こいつが本当に胡散臭かったw
弱い人々が虐げられない理想郷をつくるとか偽善臭がやばかったです。
このハイドという人物、容姿は小太りで司祭のような服装、
とても戦闘向きの人物にはみえませんでしたね。
そんな彼もゲレルの石というチートアイテムを手に入れ容姿も戦闘スタイルに変わります。
結構アニメで多いですよね、若返ったり、単純に強大な力を手にしたり。
ハイドをみてドラゴンボールのスラッグを思い出しました、
あいつは若返って全盛期の力を取り戻すタイプでしたがね。
最後はハイドのゲレルの石を砕いて勝利するのですが、
ゲレルの石は王家の人間にしか砕けないんですよね、
テムジンが王家の人間で、そのテムジンの力が加わった螺旋丸だからゲレルの石が砕けたのかな?
砕くといえば劇場版1の雪姫忍法帖も砕くことが勝利の鍵でしたね、
そういう意味では若干展開が似てて残念でした。
あと螺旋丸をまともにくらってもゲレルの鉱脈のおかげでほぼ無敵でした、
でもあれってゲレルの鉱脈から離れても無敵でいれるのかな?
ハイド自身には圧倒的強さを感じなかったです、
確かに強かったけど、ゲレルの鉱脈なしでは、
とても世界を手中におさめられるとは思いません。
世界中の上忍を相手というのは厳しいかな、そういう意味ではチートまではいかないかも、
ゲレルの鉱脈があって初めてチートとよべますね。
ハイドのパンチも蹴りも綱手と同等くらいの印象だったかも、
ゲレルの鉱脈での回復力も綱手の創造再生と考えれば・・・。
うん、ハイド=綱手で(笑)
ナルトの映画はあれだね、螺旋丸のオリジナル派生技みたいので毎回倒すよね、
毎回それやられるとさすがに厳しいっす。
ナルトの術が多彩だったら良かったのに。
総合的には悪くないできだけど、
NARUTOの世界観なども考慮すると雪姫忍法帖のほうが好きかな。
敵の技名がライジングサンダーやプラズマボールなど格ゲーみたいなノリでしたしw
全体的に作画は良かったように思えます、
特に戦闘シーンはよく動いていました。
【A80点】