タック二階堂 さんの感想・評価
2.6
物語 : 2.0
作画 : 2.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:途中で断念した
正義のナカタと京都寺町三条のリチャード。
詳細は公式でも。
集英社オレンジ文庫のラノベ原作のアニメ化です。
制作は「夏目友人帳」の朱夏。
この作品も、なんとなく夏目友人帳っぽい穏やかで
やさしい雰囲気を感じました。
馬鹿が付くくらいお人好しの中田正義が、千里眼でも
あるかのような名推理をする宝石商リチャードに
スリだったおばあさんの形見の指輪を鑑定してもらい
盗品だった指輪を持ち主に返そうとする初回。
でも、先方は受け取らず、正義のナカタはリチャード
の店でバイトすることになるという、要は
「京都寺町三条のホームズ」みたいな初回です。
大きな風呂敷を広げすぎず、手の届く範囲で手堅く
ハートウォーミングな物語を展開する感じが好感を
持てました。
主要キャラの声優に櫻井孝宏さん、内田雄馬さん、
花澤香菜さんという豪華ラインナップを配し、
作画も必要十分な良好さ。
もしかすると、意外な拾い物になるかもしれません
ね。ちょっと追いかけてみたいと思います。
=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}{netabare}
婚約した男性からもらったブローチのルビー。
これがヒート(熱加工)しているものかどうか
鑑定してほしいというアカシという女性。
でも、一般的にそんなことを真っ先に鑑定依頼する
人はいないということで、少し事情があるのだろう
ということで、正義のナカタは持ち前のお節介を
発揮するのでした。
{/netabare}
というお話。
う~ん…
まず作画というかキャラデザ!
初回から激下がりです。アカシさんの顔のデッサン
崩れてたりします……。
そして、これは脚本なんでしょうか。
僕が一番キライなタイプの主人公になりつつ
あります。
「バカでお節介で人の言うことを聞かずに行動する」
まあ、こういうキャラがいないと展開しないのは
わかるんですが、見ていて本当にイライラします。
暗転も増えた感じですし、キャラのアップだけで
展開する場面も増えた印象です。
要するにラクをしているのかな。初回からだいぶ
後退したような気がします。
{/netabare}
=====第3話視聴後、追記です。
{netabare}
だから、リチャード氏を上げるために、周りをバカに
するのはやめましょうよ…
{netabare}
こんなん、一発で妊婦あるいは乳児に何か悪影響が
出そうだから猫を預けたくらいのこと想像つくでしょ
うが。
しかもバカな正義のナカタは、自分のことを思い出し
ハジメ少年の父親を悪し様に言うとか、ないわ…
父親も父親だわ。
てめえの子供が猫を預ける理由を説明して、理解
できるかどうかの判断もつかない?
ストーリーを展開するために、無意味に猫を連れ去る
選択をさせますかね。
{/netabare}
何、ちょっといい話風に仕上げてるのかと。
正義のナカタとハジメの父親がおかしな言動をした
だけじゃん。
それに、父親なんの仕事してるか知りませんが、
投資で一千万の宝石を買わねえし、そんな高価な
宝石を子供にポンとやらねえよ。
いやもう、見てくれが感動ストーリーだけど、
ツッコミどころ満載でうーーーーん…
{/netabare}
=====第4話視聴後、追記です。
{netabare}
あー、作者はわざと正義のナカタをおバカキャラに
しているんですね。
リチャード氏も「あなたはこれまで、不用意な発言で
怒られたことはないか」と。
今回も迂闊な発言のオンパレード。
そろそろ耐えられなくなりつつありますよ…
話はなんてことのないものでした。
{/netabare}
=====第5話視聴後、追記です。
{netabare}{netabare}
大学で親しくなった女子と話す正義のナカタ。
リチャード氏を見かけたという女子に、兄貴のような
存在、からの中学時代に通ってた空手道場にも兄貴の
ような人がいた、からのリチャード氏に話したら、
縁はあるものだと言われて、からのその夜に偶然
ぶつかったのが、そのパイセンという…
超ウルトラスーパースペシャルご都合展開でスタート
しますよ、この回。
で、晩飯ゴチになり、昔話や近況の話に花が咲くの
ですが、最近どうだとの問いに正義のナカタは、
おばあさんの宝石の話(初回)をします。
で、その話を聞いてリチャード氏の元を、オパールを
持って鑑定に訪れるパイセン。
え? 宝石商なんていっぱいいるのに、偶然にも
リチャード氏の店を訪れるの? この東京で?
で、翌日にはキツそうなおばさんが、パイセンが
来なかったか? と怒鳴り込んできます。
なんですか? ここはドラクエの田舎村かなんか
ですか?
で、パイセンの持ってきたオパールは、介護を担当
している痴呆症のおばあさんからもらったもので、
おばさんは盗まれたと言ってまして…
はたして、どちらの主張が正しいのか。
そんなことは、すべて闇の中です。
{/netabare}
とまあ、あらすじだけでも超ご都合展開の、しかも
結論を投げっぱなしの酷い回だったということは、
ご想像いただけると思いますよ。
正義のナカタがお節介を焼かないと思ったら、
この酷い展開。そして、ここまでリチャード氏の
魅力って何かわからないです。顔?
さすがに、もう限界ですね。
ツッコミどころ満載なのに、ツッコミ入れて楽しむ
タイプの作品じゃないので、ただの出来が悪い作品
になってしまっています。
キャラデザも重厚感のない簡素な作画になって、
せっかくの唯一の女子レギュラーキャラも、話に
なんの絡みもない(今後あるのかもですが)モブと
いう。CV花澤香菜さんをモブに使う贅沢さw
今後も、こんな風にヌルい、推理でもなんでもない
物語が単発で繰り広げられていくのでしょう。
僕はもう結構です。お好きな方にはごめんなさいね。
{/netabare}