プラント浜口 さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.5
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
色々要素の詰まった良作!
■総論
・バトル(ロボット)、恋愛、友情、死、宇宙規模の世界観、と様々な要素が含まれており、テンポよく進むのが良い。
・何より主テーマが人間の活力(作中では「螺旋力」と称される、人間の知的好奇心や進化など前向きに生きるモチベーションと表現される)となってて、人間の強さと弱さを暗示しているのが良い
・宇宙規模になりつつも、最初からラスボスをある程度作りこんできたことが分かるほど、ストーリーに唐突感が少ない
※強いて言うならアンチスパイラルが、宇宙を守るために螺旋族を滅ぼす、という決意に至った経緯を明らかにしてほしかったな。
※また2007年の作品なので仕方がないが、古臭い言い回しや作画は致し方ないかな
■詳細
・アンチスパイラルが主張する宇宙を守るために螺旋力は要らない、人間は制御できない、というのは実に的を得ている感があって面白い。確かに人間は好奇心のような内発的な動機にはほぼ抗えなく、物凄いエネルギーを発揮する生き物だと思う。
・結局、シモンの主張は「螺旋力は制御できる、遠い未来ではなく目の前の明日を大切に」という論調で進めていくが、これだけ見るとアンチスパイラルの主張にも一定の理解が出来る
#2020年1月