「テイルズ オブ ヴェスペリア-Tales of Vesperia(アニメ映画)」

総合得点
66.5
感想・評価
187
棚に入れた
1047
ランキング
2847
★★★★☆ 3.9 (187)
物語
3.8
作画
4.1
声優
3.9
音楽
3.8
キャラ
4.0

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ネタバレ

無毒蠍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

補完作品としては良い出来で結構楽しめましたが、 ゲーム本編をプレイしているからこそ気になるところも…

ユーリが所属していた部隊の隊長ナイレン。
彼はカッコいいオッサンでしたね。
実のところフレンとナイレンはユーリやフレン父のような生き方に憧れていたのかな、
今のナイレンはユーリ側のようにも思えますが昔はそうでもなかったようですし、
それを地で行っているユーリはさすがです。

今回の黒幕の正体は実にわかりやすいw
登場した瞬間にこいつだ、なんて思っちゃいましたよ。

ゲーム本編でユーリとフレンは衝突しながらも信頼関係がうかがえましたが、
劇場版ではちょっと仲が悪いかも?
信頼関係はありますが関係は良好じゃないみたいでした。

ていうかフレンの描写が微妙で、
こんなやつがゲーム本編で正義を語っていたのかと思うとちょっと腹が立ちました、
フレンも意外と問題児だったんじゃ…

そのフレンですがゲーム本編ではアレクセイ閣下を敬愛していたんですよね。
劇場版ではフレンが援軍要請を懇願したにも関わらずアレクセイは応じませんでした、
あれのどこを敬愛できるんですかね、
むしろフレンが騎士団で偉くなろうと決意したのは、
アレクセイみたいなやつが上にいちゃ駄目だと思ったからじゃないの?
援軍があればナイレン隊長は死なずにすんだかもしれないし…

そしてフレンが凄く暴力的というかフレンらしくない、
これはユーリが騎士団にいたことで少なからずユーリに影響されていたのかもしれないですけど。
劇場版の印象だと隊長向きなのは絶対ユーリでフレンは補佐タイプだね。
臨機応変に対応してまわりをフォローするユーリはカッコよかった。

一番気になったのが本編であれだけ法で裁くことに固執していたフレンが、
虚偽の報告書で自分たちの行いを隠蔽したことです。
ナイレン隊長のことだけではなくフレン父の死にも関わっていたみたいでフレンは黒幕に激昂。
なんていうか自分の勝手な都合で信念を捻じ曲げるようなキャラでしたっけ…
それとも若さゆえですか?

ラストでフレンは隊長の目指したものを騎士団に残り追いかけてみるというような事を言うのですが、
本編では完全に法の番人みたいになっちゃって、
隊長の目指してたものに全然近づけてないじゃないですか。
近づくどころかまったくの真逆ですよ、ユーリが隊長だったら近づけてたと思うけどね。
フレンは本編と劇場版じゃ別人のよう、
騎士団を変えるどころか騎士団に変えられてしまったという感じがします。

あと術名は言ったりしますけど技名はまったく叫びません。
まぁ映像作品としてはそれでいいと思いますよ、映像にすると寒そうだしね。
でもテイルズ作品として考えると技名も言ってほしかったかな。

本編キャラもエステル、リタ、レイヴンあたりは登場しますが、
ユーリ達との絡みはなし、エステルはフレンと多少絡んでました。

ラピードの咥えてるキセルはナイレン隊長のものでした、
ユーリのブラスティアもナイレン隊長のものです。

子供ラピードが可愛いw
父親のランバートが死んだときは切なかった…

戦闘は結構見応えがあり面白かったです、
特に最後の黒幕戦は術の描写が良かったかな。

個人的に意外だったのが死者が結構でたこと、
ゲームならまだしも映像で死者は意外でした、
血も飛び散ってたしね。

ユーリの活躍が目立ってたけど、
この時点ではフレンのほうが剣術に長けてるんだよね、
ただユーリのほうが先行していくからフレンの影が薄くなっちゃってるかも。

色々と矛盾もありますがユーリもカッコいいし、
本編が好きな人は観ておいても損はないんじゃないでしょうか。

【A82点】

投稿 : 2012/03/12
閲覧 : 351
サンキュー:

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