ウェスタンガール さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
永遠の天然キャラたち
原作、アニメ共、“ごちうさ”の一年先輩にあたる作品だ。ちょっと世間離れした、きらら系天然キャラの原点が、ここにあると言って良いだろう。
もちろん、これまでの作品にも、原型となるキャラクターは散見される。
しかし、オールスターキャストとしての“きんモザ”ファミリーが、その後の作品に与えた影響は計り知れない。
また、ビクター音産の流れを汲むフライングドッグが取組む、シブヤ系おしゃれ感覚MAXの演出が良い。
特に、ジャズ感覚溢れるサウンドクリエーター、中塚武の手になるエンディングは、西洋と金髪が自らの人生、アイデンティティであると確信する主人公“大宮忍”のアンセムであると言って良いだろう。
また、最終話の{netabare}ディズニー風妄想ミュージカル{/netabare}が素晴らしい。これは、その後の“わたたん”に受け継がれることになる。
何はともあれ、日本人が持つ西洋人へのテンプレ感覚を逆手に取った二人の金髪美少女。
“陽子”が大好きなツンデレ“あやや”。
そんな彼女たちと過ごす“忍”の日常は、何物にも替え難く、きんいろモザイクに輝き続けるのだ。