Jun さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
シリーズ通しての主張を知りたいのですが
原作読了済。
戦争メインの話は文章より動画の方がインパクトがありました。アニメにした意味はあったと思います。
ライトキューブのイメージやゲーム効果音が戦闘中に挿入され、フラクトライトが‘人工’で、この世界がリアルワールドでないことが強調されていました。文章で読んだ時には意識しなかったのですが。
ただ僕はアスナやキリトの痛みを最後まで自分のものにできませんでした。魂を持った人々がバーチャルキャラの娯楽のため切りきざまれても、僕自身、モブが消去されているようにしか感じません。感受性が弱いのかもしれません。
リズベットの演技には心が動きます。過去のフルダイブ経験がフラクトライト誕生に直接関係しているというのも理解できます。自分たちの‘本当’がフルダイブの中にもあるというのも納得できます。でも僕にはこのアンダーワールドを守りたいと叫ぶまでには共感出来ませんでした。
仮想空間での実験は何十回でも設定を変えて実行できるのです。繰り返しで技術は定着していくものです。
SAOシリーズは素晴らしかった。特にアインクラッド。現実の疎外感と仮想現実の開放感に共感できたものですが。
残念ですが、今回も自分のニーズとは少し違うものになっているということなのでしょう。