HmFDB75691 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
最終話&総評 クオリティが高いアイドルアニメ
別番組の計算中をよく見ていたので楽しみではある。ただ、計算中のキャライメージがそのままアニメに反映されるとは思えないので、どうかなっていう感じもある。
直前放送 ストーリーよりもキャラクターのほうで楽しむかも
{netabare}
滝川みうが主役なのは王道だろう。オーディションでのコメントが反映されて滝川みうのキャラやこのアニメができたんだろう。ただ、計算中を見ている限りでは、ボソボソとしゃべって、「この子、大丈夫か」って視聴者に思わせるのが滝川みうのキャラクターだと思うんだけど……予告を見ると、よくしゃべっていたなあ。
個人的には、河野都を主役にして、アイドルになるつもりが、お笑い芸人になっていく、そんなアニメを観てみたかった。
{/netabare}
第1話 もう少しゆるい感じでもよかった
{netabare}
いろいろ突っ込みたくなる第1話だった。ストーリーは思ったよりよかった。壁は、AIそれとも未来から、といった予想もできそう。作画はとくに問題なし。きれいなほうだと思う。
キャラデザはいいけど、計算中(バラエティ番組)を見てきたから、少し違和感があるなあ。計算中ではキャラになりきりつつ、しゃべりも自然だった。声優さんの素の部分も出ていたからなんだろうが。
アニメになるとシナリオ通りに演じるから、あんな感じになっちゃうんだろうな。ちょっともったいない気がした。とは言っても、アドリブでアニメを作るわけにもいかないだろうし。
ただ、佐藤麗華は違和感が少なかった。計算中もあんなキャラだった。河野都はちょっと抑えた感じに変わったかな。「なんやこれ」とか言って壁をベタベタ触りそうなキャライメージなので。藤間桜はもう少し天然が入ってなかったかな。
そして、滝川みう……叫んだりしないよ。ラストのシーンは、「やりたくないので……」と、一言ポツリと言って、「だったらなんで来たんや」って総ツッコミされるキャラだと思う。
計算中のゆるい感じを少し残してほしいかな。
{/netabare}
第2話 今回はこのキャラにツッコミを入れた
{netabare}
今回、「そういうキャラじゃないだろ」と突っ込んだのは、藤間桜。藤間桜は、みうの家に行く途中で迷子になって、「みうちゃん、助けてえ」「迷ったの?」「そうじゃなくて、日本の道がよくわからないんだよ」といった天然ぶりを見せてくれるキャラだと思う。ほかのメンバーがいたのも、桜が心配でついてきたんじゃないのか。桜はみうを応援するキャラになってるけど、どちらかと言うと、桜もみう側だと思うんだけど。
斎藤ニコルは、ツンツンしすぎかな。もう少し明るいキャライメージ。でも、壁ドンはよかった。「藤間桜は渡さないわよ」と言ってくれたらなおよかったけど。
戸田ジュンは、そこまでおこちゃまキャラじゃないかな。初めて見る人にわかるようにしてるんだろう。今回の滝川みうは、滝川みうっぽかった。
物足りないところは妄想しながら楽しんでいる感じかな。
{/netabare}
第3話 話の運び方がよかった
{netabare}
今回はストーリーがよかった。ピアノの伏線はすぐに気づいたけど、話の運び方がよかった。起承転結がきれいに収まっている感じもした。
今週の滝川みうもみうっぽかったかな。臨機応変に対応するのはキャライメージが違うけど、マイペースな一面がいい方向に働いたと解釈した。
ちなみに、計算中の水族館ロケ(だったと思う)で、滝川みうがうっすいコメントしてて、この子面白いなって思ったときのイメージが、滝川みうのキャライメージとなっている。
壁は量子コンピュータかな。ぬいぐるみが猫なら、シュレーディンガーの猫の伏線になるし。機材トラブルまでが予測されていて、そこから選択(ステージ失敗、みうがピアノを弾く、都がコントをやる、……)させている気がした。
{/netabare}
第4話 どこで着替えたんだよ
{netabare}
わかっているけど泣ける話だった。ナナニジは作画とシナリオに助けられているな。桜は幼女のほうが声が合っている気がした。笑顔もいいけど、「わたしは天然じゃなくて勘違いが多いだけなの」といった天然も見せてほしい。
桜は英語がペラペラなんだけど、計算中でも披露することが少なくて、日本語をミスする=天然みたいに見られてかわいそうなところもある。計算中でも「英語ならもっとうまくできる」みたいなことを言ってもスルーされてたし。そういうところが天然っぽいんだけど。
戸田ジュンはバカキャラになりつつあるな。面白いからいいけど、もう少しキャラを作ってあげたらって思った。出番はもう少し先なんだろう。
あとは、どこで着替えたんだよって突っ込んだ。このアニメ、サービスカットは期待しないほうがよさそう。
{/netabare}
第5話 もう少しなにかほしかった
{netabare}
河野都エピソードは期待が大きかったせいか、ちょっと微妙だった。確かに、東京にくるまでの葛藤やお好み焼きは、都らしくてとくに不満はないんだけど、もう少しなにかほしかった。
計算中の得点を競うゲームで、「うちのほうがうまいやろ。もっと褒めてえや」とか言っていた気がする。お笑い担当だから周りからは軽く見られているけど、けっこう寂しがり屋、というのが個人的なイメージ。計算中で作り上げたキャラをもう少しアニメにもほしいなって思ったりした。
お好み焼きは、丸山あかねがやると意外な一面って感じになるけど、都がやると普通。それに、材料をメンバーに例えるとか、頭使うようなキャライメージもあまりない。
家族エピソードで、わがままを通すような感じで家を出たほうがよかったかも。それでいて、メンバーをまとめるときになって、家族のエピソードを思い出すみたいな。
あと、壁は、壁を乗り越えるとか、立ちはだかる壁とかの意味もありそう。
{/netabare}
第6話 まさかの水着回
{netabare}
まさかって、ほどではないけど、そういうのないと思ってたから。これなら温泉回も期待できそう。
丸山あかねは意外とボリュームがあったなあ……都はもう少しボリュームつけてあげてって思った。
佐藤麗華は計算中のときと違和感がない。バラエティのなかでも、麗華というキャラを演じたんだと感心する。男性キャラがいたら、ツンデレになりそうな感じ。ストーリーでは、母親のビデオレターが出てくると思ったけど、丸山あかねに諭された。偶数は予想できたな。
丸山あかねは堅物なんだけど、お笑い寄りのキャライメージ。だから、今回のあかねはよかった。あの調子で色々出してもらいたい。
Cパートはよくわからない。飽きさせないように工夫しているな、という印象。指令に従って順調に進むんだけど、従いたくない指令が出てくるんだと思う。自分たちの頭で判断して、従わないという決断をして、それが正解みたいな。
{/netabare}
第7話 戸田ジュンのエピソードとしてはよかった
{netabare}
戸田ジュンのエピソードは、予想外な話だった。軽いキャラだから、重たい過去にしたんだろう。ほとんどセリフもなかった分、ジュンの一人回だった。作画のクオリティも、前回の水着回より上がっている気がした。ジュン一人に集中できたせいかな。
ストーリーは、病院同室お決まりコースだったけど、ジュンのエピソードとしてはよかった。これをほかのキャラでやると普通な感じがするけど、ジュンだからインパクトもあった。ユウのキャラもよかった。さきにこれを見て、計算中を見たら、バラエティでも泣けたかも。
気になるのは、指に巻いた包帯らしきもの。ポストから手紙を取るときからついている。別のエピソードがあるのか?
{/netabare}
第8話 よく練られたキャラ設定
{netabare}
それぞれの過去エピソードが続くけど、よく練られている印象。
今回は丸山あかね。読めないキャラだったので期待していた。カード読み込む機械持参って、重いだろって、まず突っ込んだ。
戸田ジュンの場合は不幸な出来事のあとに性格がプラスに転じたけど、あかねの場合は、ロボットキャラを捨てるわけにもいかないので残しているんだろう。そのキャラがあるから、涙のシーンも生きる。
たまに感情を見せるのがワンポイントで、そこを魅力にしている。風呂シーンで見せる、別のワンポイントもあるけど。あかねは面白いことをしていないのに笑えるキャラなので、いまのままがいい。
あとは、人気が出るのが早い印象。
「わたしたちの人気は壁の言うとおりにしているからですね」とか、あかねが冷静に言いそう。
来週はニコルかな。養成所のライバルを見返してやろうと考えていた。新人アイドルの大会があって……そんな展開かな。よく見たら、次回のタイトル、ライバルでなくララバイだった……。
{/netabare}
第9話 やはりあったか温泉回
{netabare}
立川絢香のエピソードはそのキャラを表すような淡白な話だった。社会人になるのが早かったから、大人キャラって感じなんだろう。
計算中の告白シチュエーションで、絢香の「バイバイ」はよかった。あれを取り入れてほしかったけど、命尽きるキャラになってしまうから無理だろう。
スタンダードな温泉回だった。人数も多いから楽しめたんじゃないか。どちらかと言うと、都の浴衣から出る太もものほうがよかったかな。
「解散せよ」は途中から気づいた。まとまろう感が前面に出すぎて、逆の展開になるのが読めてしまう。ニコルのエピソードと絡めるんだろう。
指示通り解散なら、華々しいフィナーレを飾ったあと、ニコルだけが続ける。指示に従わないなら、人気ガタ落ち、ファンが激減。一周年ライブの観客もチラホラ。
自分たちの実力を思い知るけど、そこがスタート地点と思い直す。従わないほうが面白いかなって思う。
{/netabare}
第10話 ここでつなげてくるか
{netabare}
Cパートは面白かった。ここで滝川みうと斎藤ニコルをつなげてくるか、って思った。ニコルがツンツンしたのは、みうに憧れていたからだろう。
みうはピアノがうまくて、転校生なのに一瞬にして人気者になった。ニコルはみうをアイドルと見て憧れた。みうはすぐに転校したからニコルのことを覚えていない。そんな感じかな。
解散はあっさりしていた。もう少し抵抗すると思った。戸田ジュンは過去エピソードを見たせいか、痛々しい。だけど、それが返っていいキャラに見えてしまう。
路上ライブから復活するんだろう。「わたしたちの運命はサイコロの目では決まらない」とか、丸山あかねが言いそう。
{/netabare}
第11話 みうは覚えていそう
{netabare}
メンバーそれぞれのエピソードのラスト、斎藤ニコルのエピソードだった。
いまとは正反対の性格はお約束。自己主張の強い滝川みうを見たかったけど、いまとさほど変わっていない。ニコルの話ではあるが、彼女から見たみうの話でもあった。
リンゴがないシーンでは、ピアノのときのように、みうがアドリブを見せてくれるのかと思った。意外というか、みうの一面はそういうところなんだっていう感想。みうはニコルのことを覚えていそう。「怒ってるみたいだから言えなかった」とか言いそう。
最終回は22/7の意味がわかるのか。量子を表す確率だとしても変な感じがするし。割り切れない、答えが出ない、そんな感じかな。そういえば、パネル組はどうなったんだ。
{/netabare}
最終話&総評 クオリティが高いアイドルアニメ
{netabare}
滝川みうがあんな力を持っていたとは。ソファ椅子ってけっこう重いと思うけど。『壁を打ち破る』を表現したかったんだろう。ただ、結局、壁の言うとおりに行動して終わった気がする。壁の指令で得た人気をリセットしたところから、スタートするラストがよかったかな。
最終回直前の特番で司会の芸人さんが、第3話でみうがピアノを弾いたとき、最初に歌ったのがニコルだって、伏線回収だって説明していた。これには気づかなかった。
総評としては、作画もストーリーもクオリティが高いアイドルアニメだった。声優に関しては、計算中を見ていたから、それほど気にならないし、むしろ面白かった。
エピソードのなかでは、戸田ジュンが一番よかった。計算中シーズン2で戸田ジュンが面白いこと言っても笑えないかも。
アニメもそのうち続編がありそうだから、そのときは、計算中に出演している話を作ってもらいたい。
{/netabare}