「映像研には手を出すな!(TVアニメ動画)」

総合得点
80.2
感想・評価
596
棚に入れた
2254
ランキング
468
★★★★☆ 3.8 (596)
物語
3.8
作画
3.9
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
3.9

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ネタバレ

よし さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:今観てる

ど定番設定なのに崩されていて新しい。

1話の段階ですが
現実では体感出来ないアニメーションの世界に惚れ込んだ主人公が同じような境遇の仲間と出会い作品を作ろうと奮闘するよくある物語。
特定の職業や趣味にフォーカスをした王道定番なのですが、内容や表現が他作品とは一味違います。
近年のデザインはスマホのアイコンから家電製品にいたるまでシンプルで洗練されていますが、この作品は街並みからキャラクターまで描きたいものは削らずにありったけ詰め込んでいます。
設定も盛り盛りの盛りで迷彩柄のサファリ帽と迷彩リュックを背負うほど冒険大好きというのを表現している主人公やコンバースのハイカットブーツをつなぎ合わせたのような奇抜なデザインのリュックの友人(余談だが足は早いらしい)、トリコロールの洗練されたシンプルな鞄を持った俳優の娘と身につけたものだけで詰め込みたいものを詰め込んだ感があります。

また、主人公たちの住む街並みこそ非現実的にすら思えるほど複雑で乱雑に見えますが妙な懐かしさを感じます。

声優や製作スタッフにも触れますが、
主人公の声優さんは叫び声などに抑揚がなくまだ荒削りな感じがしましたが補ってあまりある個性が作品にあっていると思いました。
近年は使い捨てのような新人さん起用が多いですが、この主人公の声優さんの個性はなかなかのものなので役者として伸ばすのもこの作品に与えられた使命なのではないかと思います。
スタッフロールに多くの外人の名前が載っていました特に韓国名の方が多いように感じました。
言語の壁もなくなってきたのか今後は海外の方の活躍が期待されます。
と、同時にこういう懐かしさを感じる作品こそ日本人に表現してもらいたいというのも感じます。
近年の無駄に製作される浅いキャラクターや設定のアニメに一石を投じる作品ですね。

投稿 : 2020/01/07
閲覧 : 191
サンキュー:

12

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