タック二階堂 さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
アフリカのサラリーマン的なフレンズたちのBEASTARS。
詳細は、まあタイトル見ればわかると思います。
制作はStudio五組です。
アフリカのサラリーマン、けものフレンズ、BEAST
ARSをミキサーに入れて、コメディのトッピングを
加えたらできましたという感じの作品です。
なーんも頭を使わずに観られる内容。
ひたすら木野日菜さんの犬が可愛いというところ。
ただ、意外と悪くない。
わんわん言ってるだけの次回予告も初めて見ました。
これはダークホースになるかもしれません。
=====第5話視聴後、追記です。
{netabare}
ぶっ飛んだ設定やギャグは、普段のクールなら特筆
すべき面白さではあると思います。
いわゆる斜め上な設定というところ。
でも、けっこうちゃんと動物の生態には忠実です。
歩くだけで死んでしまうナマケモノが泳げるの?
って思った方は「ナマケモノ 泳ぐ」で検索!
ところが、運が悪いことに今クールは、さらにさらに
斜め上から来た「異種族レビュアーズ」があるため、
影に隠れて目立たなくなってしまいました。
いや、本当に運が悪い。そして惜しい。
まあ面白いので完走はできそうですが、悪目立ちと
いう意味では、あちらに軍配が上がりそうです…
{/netabare}
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}{netabare}
絶滅種の群れ、ボスのマンモス(ちっちゃい)と
ランカとのバトルです。
ボクシングで対決しますが、パワーで勝るマンモス
に押されっぱなし。しかし、その戦いを見て、
ネアンデルタール人のアンは、種族同士で争う意味を
疑問に感じ始めます。そして、群れを抜けると。
ショックを受けたマンモスは、ランカの軽いパンチで
ダウン。ランカの群れに入るというアンに、ランカは
群れからの追放→マンモスと仲直りするように言い
ます。そして、みんなで料理を作って親睦を深め……
ますが、なんとラストにボロボロになったキングが。
聞くと、ファーブル学園の連中が来たと。
そうです。次回作は昆虫擬人化のようですね!
{/netabare}
という最終話でしたよ。
まあ、タイトル通り、いわゆるケモナー御用達の
典型みたいな作品で、今期では「異種族レビュ
アーズ」と並ぶ、ぶっ飛び設定のアニメでした。
序盤~中盤こそ、ぶっ飛び具合(作品外でも)で
あちらに軍配が上がりましたが、意外と善戦して、
先の読めない展開と、飽きさせないゆるさが
存外わるくないなという印象です。
もちろん、やれ「けもフレ」っぽいだの、「BEASTARS」
みたいだの言われますが、なんも考えずにボケっと
観るにはちょうどいい内容だと思いますよ。
ま、確かにジンが異様なまでにケモノを嫌悪し、
高飛車に振る舞うのは気分はよくありませんでした
けどね。ある意味、主人公の“ツンデレ”異種族嫌悪
というのは、高橋留美子大先生の「うる星やつら」
時代からの伝統的なものですから、仕方ないですが。
難点は、「けもフレ」リスペクトのケモノうんちくを
差し込むところね。別にいいじゃん、入れなくても。
というわけで、おバカな設定のわりには、そこそこ
面白く仕上げていたという意味で、一定の評価は
できるかなという作品です。
{/netabare}