ゲリオ さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 2.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
あまり余裕感なくね?
超人的能力を持つ高校生7人が異世界に転送されるも余裕で生き抜くという、タイトルまんんますぎる内容。
ムカつくくらい、典型的なオレツエー作品である。
これで作画崩壊してたらそれこそクソアニメ中のクソになるところなのに、見栄えが安定してるだけでそれなりのアニメに映るんだから作画ってやっぱり大事。
オレツエー系作品の良し悪しで個人的に大事なことは以下の2つ。
「主人公が嫌味でないこと」「爽快感があること」
前者はまずまずOK。
各々得意分野が分かれてて協力し合っているのでそこまで嫌味なキャラは居なかった。
まぁ、1~2名突き抜けてチートなキャラが居たけどそれは後述する。
2つ目のの爽快感については、このアニメでは何故かあまり感じなかったのは残念だった。
爽快感のなさについて自分なりに考察してみると、本作には他の転生物でよくある「現代文明スゲー」みたいなやつがイマイチ感じられなかったのである。
本作でもストーリー上似たようなことやってるのに、原住民や敵方の驚き方が微妙なのが辛い。
一番驚いたのがマヨネーズの味って、何だよそれ…
敵方のボスキャラの遠距離攻撃をなんだかんだ防げずに自陣に被害を被ったのもマイナスポイント。
あそこは普通に地対空ミサイルで迎撃しとくべきだろう。
お陰で全然「超余裕」という感じはしなかったね。
その他、内容については基本「エロ」と「バカ」のみ。
とりあえず毎週お風呂シーンでポル要素やっときゃ問題ないやろって。
実際それが正解だし、製作スタッフもそこを分かってて作画クオリティは最後まで維持できており、その点は良かった。
最もバカだなーと感じたのは女剣士がミサイルを手で持って突っ込んだシーン。
腕力でミサイル方向転換するとか、頭おかしすぎてギャグとしては一級品だったね。
あと1つ、どうしてもバカアニメだからで済ませられないのは、世界最高の発明家こと林檎君のチートすぎる科学力よな。
同クールに放送された某アニメは、2クールかけてやっとこさ電話作ったというのに、このアニメでは一瞬で携帯電話出来上がってたし。
材料はどこから持ってきたんだよという説明がほしい。
ちなみに最終話で主人公が林檎君に作らせたミサイルは原作だと核兵器だったとのこと。
いや…普通にアカンでしょ…!
主人公「この力は必ず人々にとって幸福への架け橋となるだろう(ギリリ…)」
いや、コイツ、なにが世界最高の政治家やねん。
北の最高指導者も顔負けの殺戮者やないかーい!
最終話ラストは主人公の「ほかの6人とは違って自分は凡人である」というモノローグで締め。
当初から視聴者から「無能マヨネーズ太郎」とか言われてたが本人も自覚してたみたい。
続編のアニメ化の可能性は低そうだが、今後のマヨ太郎の活躍を陰ながら祈っております。おわり。