シャベール大佐 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
主人公の頭部が最大の特徴の、SFハードボイルド作品
「エクステンド」と呼ばれる、身体の一部を機械化した改造人間と、生身の人間とが共存する街を舞台にした、SFハードボイルド作品。全12話。
主人公の乾十三は、エクステンド絡みのトラブルを解決する処理屋という設定。形式的には、よくある私立探偵もののハードボイルドをSF世界でやってみた、みたいな感じです。最大の特徴は、なんといっても十三の頭部の巨大なリボルバーですが、物語の中でその頭部が活躍する場面は意外と少なくて、ちょっと見掛け倒しだったかも。十三のキャラ自体も、雰囲気はそれなりにハードボイルドっぽいけれど、諏訪部順一の声も含めて、人間としてはちょっと甘さが目立って、個人的には、もう少し「孤高」とか「非情」とか、そういう色合いを濃くしたほうが、魅力は増したように思います。
作画は普通に綺麗ですが、キャラデザは癖が強くて、特に女性キャラはあまりかわいく見えませんでした。
最後まで観終わって、内容自体は可も不可もなし、といった感想でした。20年4月から続きが放送されるようですが、気が向いたら観るかもしれません。