無毒蠍 さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
劇場版処女作としては少年少女たちが ワクワクするような要素もあり面白かったです(゚∀゚)
この作品はナルトの原点というか、どんな時でも諦めないナルトが描写されていて、
とても処女作らしい作品でした。
しかもサスケもいるしねw
サスケのことはあまり好きじゃないけど、やっぱサスケがいると面白いね。
下忍のくせにバトルが派手で見応えがある、そして女相手だろうが獅子連弾を容赦なく使うw
ナルトは風雲姫に尾行を気づかれるなど、
もっとしっかりしてほしいと思うような展開が多々あり。
でも今みると原作との比較で色々と矛盾もありました、
まず本作の敵でもある雪忍達が使用してきた術は氷遁でした。
氷遁は血継限界で一族の人間しか使用できないはずだし、
雪忍たちが白と同じ一族の生き残りだとは考えにくいですよね。
しかも氷遁を写輪眼でコピーするカカシ先生とか、
性質変化の設定が存在していなかったころの名残としても面白かったです。
雪忍たちの親玉の名前が風花ドトウ、
雪絵の父親の弟、つまり雪絵からしたらドトウおじちゃんになるのかなw
とにかく、このドトウおじちゃんの氷遁がカッコいい(笑)
ドトウ「氷遁・黒龍暴風雪!」
ドトウ「氷遁・双龍暴風雪!!」
まんま黒龍波でしたけどねwどこが氷遁やねん!
カカシは雪忍たちと10年ほど前に戦ったことがあるっぽい、
その時はまだアイツらには勝てないと判断して退却。
服装からするに暗部のころの話しっぽいけど本当に勝てなかったのかね、
下忍のサスケ&サクラでも勝てるようなやつらなんですよ。
雪忍たちは変な鎧を装備していて、
体内のチャクラを増幅して術の強化や防御面でも優秀みたい、
サスケが放った忍具が粉々になっていましたからね。
ただ鎧に埋め込まれている宝玉を砕くと鎧の機能が停止するみたいです。
サスケがドトウに攻撃するとき、ドトウの宝玉に倒した敵から奪った宝玉を近づけて千鳥を使用しました。
おしくもサスケは敗れましたが宝玉にヒビをいれることに成功し、
この行動がナルトの勝利の要因にもなりました。
こういったサスケの行動から推測するに、
宝玉と宝玉が干渉しあうことにより不安定になるんですかね。
でも確かカカシの雷切で簡単にナダレの宝玉は砕け散ったような気がw
雷遁にも弱かったのでしょうか?
ちなみにカカシがナダレを倒したのは雷切ではなくて、
体術でした、表蓮華っぽくもみえるけど違うと思います、
回転してなかったしね。
サスケ&サクラの共闘をみてて思ったけど、
サクラって最初は秀才キャラだったな、とw
とても優秀な頭脳プレーでサスケを補佐します、
今ではそのポジションもシカマルに奪われちゃいましたからね。
そして何気に監督がいいキャラしてました、
プロ根性というか撮影に関する情熱をもったキャラでしたね。
サスケがドトウの宝玉にヒビをいれたときに、
後はお前がやれ、とナルトを信頼しているようなセリフもありました、
今の二人をみていると切ないですね、
サスケ嫌いだったけど、NARUTOはサスケがいたときのほうが面白かったかもしれんと、
この映画をみて思いました、二人のやりとりとか、
落ちこぼれのナルトと天才のサスケという対比は何だかんだ言って面白かったんですよね。
演出や音楽もこのころが一番よかった、
二部になってから鳥肌の演出に出会えてない気がする。
終盤での無音演出なんかも好きですね、
時間が止まったような錯覚とか。
冒頭の映画の展開でもある七色のチャクラ。
上の映画とはナルトたちの世界での映画のことです
その七色のチャクラをナルトが使用するという展開もあり冒頭と終盤でリンクしましたね、
でもあれはナルトが実際七色のチャクラを使ったのではなく光の反射でそうみえただけなのかな。
最後、螺旋丸をヒットさせたときのドトウの回転w
そうそう、本来螺旋丸はあんくらい回転して飛んでくんなきゃね、
最近の螺旋丸はちょっと回転が甘いかな、なんてねw
主題歌がYUKIちゃんというのも好印象、すいませんファンなんです。
木ノ葉の里の大うん動会w
これについては特に語る必要もないでしょう、
最低なお話しでした(笑)
総合的に処女作でこの出来は素晴らしいのではないでしょうか。
もちろん荒削りな部分や矛盾などもありましたが、
ジャンプならではのワクワク感もあり楽しめました。
【A82点】