kochiro さんの感想・評価
1.8
物語 : 2.0
作画 : 1.5
声優 : 2.0
音楽 : 1.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
私が間違っているのだろうか。
・・・なんとか視聴を終えました。
自分の想いを感じたことを伝えたいんだ。っていうことも、この作品のテーマでしたので、私のレビューについても同様の行為だとご理解いただきたいです。と、以下の酷評の前に作品を高く評価された方々へフォローしておきます。
ようやく15話くらいからオリジナルらしき話が進み始めましたが後半に前半を振り返る場面が繰り返されて話がなかなか先へ進まず、初回から最後まで引っ張り続けた伏線もどうだとばかりのタイミングでオチを見せつけるので、私のこの作品への興味は完全に冷めました。
テーマを極端な青少年少女の人間関係の葛藤に絞っているため、大人の登場人物の設定はどうでもいいってことでギャグキャラにしていたり、戦闘シーンなんてキャラクターに死への恐怖心さえ与えられればいいというくらいの位置付けなので低レベルです。
ストーリーも同じ制作元の作品ではありますが、ざっくりイデオンとバイファムから書いた脚本のように感じます。あと、めぞん一刻と宇宙戦艦ヤマトもプラスしてありそうですね。名作のオンパレードです。
この作品は本当に無駄なガヤが目立ちます。無駄なロボット制御用語も連呼され、まるで厨二病アニメサークルの創作作品のようでした。
エヴァ以降のアニメ作品は、過去の名作のコピーのコピー作品しか生まれていないという話をよく耳にしていましたが、このような作品のことなのだろうと感じました。それにも関わらずこの作品が高く評価されていることを私は理解できません。
過去の名作からいいとこ取りをしながらエヴァのフィルターを通して書き直したような作品。
そう思えてしまう私が間違っているのでしょうか。
バブル世代のクリエイターが中核を担うと、みんなと同じことに安心感、流行りに乗る喜びを感じていて、あまり苦労をしていない分、発想力や想像力が相対的に乏しい作品ができてしまうのかもしれません。
これからはバブル崩壊後の厳しい時代を生きてきて、思春期にエヴァを観て、多様化が進んでいる次の世代のクリエイターによって、これまでにない作品が排出されてゆくことに期待したいです。
アニメ界を「なんとかなさ~い!」「若いんでしょ~!」
ってことですな。