Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
何ごとも 変はりはてぬる 世の中に ちぎりたがはぬ 星合の空
この作品はオリジナルだったみたいですね。
私もソフトテニスをしていた時期があったので、懐かしさもあり視聴を楽しみにしていた作品でした。
監督・赤根和樹が贈る、待望のオリジナル新作アニメーションが始動!
キャラクター原案には、新規気鋭の人気イラストレーター・いつかを起用し、
赤根和樹が紡ぐ物語を、繊細に描いていく。
舞台は廃部寸前の男子ソフトテニス部。
キャプテンの新城柊真は、転校してきたばかりの
桂木眞己をソフトテニス部に誘うが…
様々な想いや悩みを持つ少年たちをソフトテニス部を舞台に描く、
オリジナルテレビアニメーション。
公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
本作はもともと分割2クールの全24話で放送される予定だったんだそうです。
それが直前になっ12話のみの放送に変更されたとか…
これまで2年以上の期間をかけて制作してきた作品なので直前での変更ができず、そのまま当初予定していた12話が放送されたんだそうです。
これで合点がいきました。
物語として終わっていませんでしたから…
少年たちがそれぞれ家庭で悩みを抱えているところまでは分かりましたが、そこから先には一切触れられていませんでしたので。
だから風呂敷を広げっ放し感が半端無かったんです。
何故24話の作品を急遽12話に変更したんでしょう。
決まったのが2019年の春と監督のTwitterに書かれているので、流石に半年で尺を半分にするのは無理があると思います。
だから、そのまま放送するのは仕方なかったのだと思います。
これも大人の事情…なんでしょうか。
ですが、監督は残り12話分の話を作って眞己や柊真達の未来を魅せられる機会を与えて欲しいと思っているんだそうです。
そりゃ、そうですよね。
これじゃ、終われませんよね。
だって、彼らが家庭の問題に対してどう向き合っていくかが、彼らの成長の証そのものだと思うから…
だから私も是非この作品は完結させて欲しいと思います。
一方、ソフトテニスの試合の場面は制作にも力が入っていたと思います。
膝の折り方やラケットの振りぬき方とか、経験者じゃないと分からない部分もしっかり表現されていましたから…
個人的にこの拘りは好きでしたね。
あとこの作品で話題になったのがEDにおけるダンスの振付の盗作疑惑でしょうか。
自分のダンスがアニメになるって凄いことだと思うんですけど、見方によっては盗作になってしまうんですね。
でも話が上手く纏まって良かったと思っています。
しかし、ダンスだけじゃなく、「振り付け協力」として踊り手の名前が掲載されるのも滅多にあることじゃありません。
本当に奇跡みたいな話だと思いました。
オープニングテーマは、中島愛さんの「水槽」
エンディングテーマは、AIKI from bless4さんの「籠の中の僕らは」
最初エンディングを歌っているAIKI from bless4をAKINO from bless4と勘違いしていて、「アクエリオン来た~!」と思ったら思い切り違っていましたね^^;
bless4自体が兄弟4人のグループだったのにもビックリでしたけれど…
1クール全12話の物語でした。
ここまでの展開は決して悪くなかったと思います。
そしてそれが生きるか死ぬかは全て続編ありきと言っても過言では無いと思います。
続編の制作…なんとしても宜しくお願いします。