退会済のユーザー さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
旅の終わりは
最初はきまりの「ここではないどこかに行きたい!」っていう願望に「?」だったんです。
ここで頑張れないヤツはどこに行ってもダメなんじゃない?…みたいに。
わたしは毎日いまの会社で頑張っていて もう女子高生でもないし。
でもとにかくわたしはがむしゃらに出発する彼女と一緒に南極への旅にでました。
彼女たちはどこにいってもおめでたい日本人観光客みたいに右往左往します。
とっさに冷静な判断なんかできない、計画していたつもりがいきあたりばったり、足並みだって揃ってるかどうかわからない。
あー、みっともない!
でも彼女たちは、わたしがリアルの暮らしの中で 迷ってやりたくても、どうしてもできなかったことをどんどんクリアしていきます。
{netabare}初対面だけど心に引っかかっていた子に
「ともだちになろう」って手を差し伸べる
長い時間働いてためてきたお金を
失敗したともだちの手を引っ張るためだけに使ってしまう
困ったことが起きて苦しいとき
「自分が選んだことなんだ」って認めて笑ってしまう
当事者ではないし事情も知らないけど
ともだちのために卑怯者に向かって怒って叫ぶ
{/netabare}
「ざまあみろ!」
しらせは斜に構えてばかにしてたわたしに向かって怒鳴ります。
わたしはモニターのこっち側で ぽろぽろ泣きました。
彼女たちはとにかく旅に出て そして旅を終えて帰ってきます。
旅の終わりは はじまりよりも荷物が増えます。 おみやげとか?
でも彼女たちの荷物にはもっとおっきなもの。
{netabare}常識のレールなんか関係なく自分を助けてくれるひと
ひらがな一文字で通じるともだち
1000通ものメールに込めていた過去の自分の想い
そして次の旅への確かな出発点
{/netabare}
今日は1月4日。
わたしは帰省して実家にいます。
実家のわたしの部屋は ちょっと小さく感じます。
この部屋を出たころには持っていなかったものが、わたしにも少しは増えたのかな?
旅の終わりは 旅の始まり
ここから、ここから
あさってから また仕事です!