たわし(爆豪) さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
正当な「ギャグ」センス
日本の漫画やアニメはパロディやギャグによって成り立ってきた。
大物の漫画家もシリアスの他にギャグセンスも求められるので、80年代からアニメや漫画は二次創作同人誌やパロディによって、若者文化のトップとして確立したのである。
よって、成人向けのBLやアダルトコミックは文化の成熟だといえる。
この「慎重勇者」も「ケモノ道」と同じく「異世界ライトノベル」のパロディという立場を取ることによって、全編ギャグでありながら非常に「脱構築」的な作品だといえる。
それは「ライトノベル」という考えてみれば至極、いい加減で都合がよい世界観に全力でツッコミを入れているようなものである。
非常に良く出来た「ギャグ」アニメだと思います。