ミュラー さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 2.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
狂気が加速した
新宿2丁目歌舞伎町を舞台。シャーロックやワトソン、モリアーティという名前だけシャーロック・ホームズを借りた登場人物がおり、しかもシャーロックは大の落語好きで推理も高座の小話で行うという、もういろいろ混ざりすぎなアニメ。
これだけ混ぜると全体的に収集付かなくなりそうだが、そうでもなかった。
転換点は11話。てっきりモリアーティが黒幕かとおもいきや、まさかあの子が切り裂きジャックだったとは!
完全シリアスモードの過去回想を経て、人間の狂気を描きだしたこの話は神回と呼ぶにふさわしい。
モリアーティって原作ではシャーロックの宿敵のはずなのに、このアニメでは完全に仲間なんだね。
この回だけで一気にレベルが上がった感がある。見ていて良かったと思うアニメだった。
次クールも引き続き放送が続くので、この先も楽しみ。
2020.3.28 2クール目
衝撃の11話を境に、このアニメの見方が変わった。というか、やっぱりモリアーティ悪役じゃないか。
これはシャーロックの話ではなく、モリアーティの話だったんだ。
寒いギャグは散りばめられているものの、基本的にはどシリアス。
オリジナルストーリーとしてはなかなかの出来かと思います。
境遇には同情するけど、{netabare}殺人鬼{/netabare}モリアーティに共感できないのも確か。
みんなに助けを求めたいけど、不器用で素直になれない青年の姿。
それでもなんか、助けてあげたいとは思えないこの感じ。
結局最後まで「バーカ!」で終ったからかな。