宇宙開発長門有希 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
あくなき支配欲の果て
他を圧倒したい欲望は誰にでもある。その欲望ゆえ人類は文明を発達させてきた。芸術 科学 経済 スポーツ 世に出た人間でこの欲望小さき人間は存在しない。欲望が強すぎる人間があらゆる世界をを引っ張ってるのだ。その欲望を最も膨張させてるのが独裁者であろう。強者が正解となるグローバル化の行く着く先は独裁者が支配する世界である。
前回の感想(1期と2期と劇場版サイコパスを含む)において、世界を自分色に染める独裁者をシビラシステムが排除してくれるから私が考える未来より明るくなるだろうと書いた。これほど教育が普及し知識が増大した人類に独裁者を必要としない。それと人類の科学の上がりが近づいていて他を圧倒したい欲望を抑える時期が来ているのだ。これからの人類にとって一番大切なことは調和である。ただ、他を圧倒したい欲望は人類が魚類や爬虫類の頃から備わってるので、生命がある限りなくなることない。
今回の3期は、私のシビラシステム容認説にNOを突き付ける形となった。他を圧倒したい欲望お化けの独裁者達はシビラシステムの網をくぐり抜けてでも人間を支配することを教えてくれた。欲望お化けの方々は黙ってシビラシステムに従うことはないのである。
霜月監視官のシビラシステム設立当初からコングレスマンが関わってたとする推測が正しいとなると。独裁者達は最初からシビラシステムを世界支配の道具として目論んでいたことになる。日本でのシビラシステム成功事例を世界に普及させるつもりなのであろう。
この流れからすると法斑静火という人物は世界統一を目指す独裁者達の走狗だということになるが、明らかにそれっぽい代銀遙熙がいるので、その支配に抗うシビラシステムの一員であることを願いたい。
どっちにしろ、続きがとても楽しみな作品であることに間違いはない。