Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
最後の望みは、彼に託された… そして、英雄は剣をとる
本作品は、「ソードアート・オンライン アリシゼーション」の続編となります。
物語の内容に繋がりがるので、前作未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。
なお、本レビューは前作視聴済の前提で記載しているのでご留意頂ければと思います。
キリト、ユージオ、アリス。
二人の修剣士と一人の整合騎士が最高司祭・アドミニストレータを打ち破ってから半年。
戦いを終え、故郷ルーリッド村で暮らすアリス。
その隣には、親友を失い、自らも腕と心を失ったキリトの姿があった。
彼を献身的に支えるアリスに、以前のような騎士としての心は残っていない。
「教えて、キリト…どうすればいいの…」
しかし、アンダーワールド全土を悲劇へと誘う≪最終負荷実験≫へのカウントダウンは、容赦なく進む。
それと呼応するように≪ダークテリトリー≫の深奥で、暗黒神ベクタが復活した。
闇の軍勢を率い、≪光の巫女≫を手に入れるべく、≪人界≫へと侵攻を開始する。
≪人界≫軍を指揮する整合騎士ベルクーリらは、
≪ダークテリトリー≫軍とのかつてない大戦争になることを決意する。
だがその傍らに、いまだアリスは見当たらない。
そして、≪人界≫を救った英雄二人の姿も…。
『SAO』シリーズで最も長く、美しい戦い
≪アリシゼーション≫編、その最終章がついに開幕!
公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
全本作品は4クールの3クール目に相当するのですが、今回くらいキリトに出番の無い展開も無かったのではないでしょうか。
アドミニストレータとの戦いは熾烈を極めていましたからね…
剣士キリトにも休息が必要…ということでしょうか。
ですが、そろそろ目を覚まさないと…
って、あれ、もしかすると暗黒神ベクタの企みが具現化されたらキリトって現実世界で目を覚ますことができなくなるのではないでしょうか?
若しくは、仮に戻れたとしても重篤な障害が残ってしまうのでは?
自分のためにも…そしてアスナのためにも…
と視聴者がヤキモキするくらい、今アンダーワールドは大変なことになっているんです。
全ては≪最終負荷実験≫が諸悪の根源…
今さらですが、何故人工知能をそこまで進化させる必要があるかがイマイチ理解できないんですよね。
確かに生活は便利になるかもしれませんし、危険を伴う作業を代替して貰えるなどメリットがあるのは分かります。
ですが、同時にそれを悪用しようとする人間だって少なからず存在する訳です。
現にこの作品でもオーシャンタートルが襲われています。
彼らは途中のプロセスを全部すっ飛ばして、一番最後の美味しい所だけ奪おうとするのですから尚更たちが悪い輩達です。
ですが、仮にここで防ぐことができても、第2、第3の襲撃だってあり得る訳です。
そんな技術が無ければ、そもそも襲われることも無いんでしょうけれど。
それに、AIに全てを任せてしまったら人間はきっと堕落してしまうでしょう。
でも、今回ばかりはキリトを治療する術が本当にこれしか無いのなら仕方無かったのかもしれません。
だからこそ、キリトには早く目覚めて欲しい…
キリトは一介の修剣士で、神様の様な特殊スキルを持っている訳ではありません。
でも私たちは彼をアインクラッドからずっと見続けてきました。
キリトは絶望的で絶体絶命の死線を何度も掻い潜ってきた英雄なんです。
だから、アンダーワールドに住む人々の生活を守るために立ち上がってくれると信じています。
ですが、キリトは心だけじゃなく身体…腕を欠損しているんですよね。
ここからどうするんだろう…
キリトならきっと片腕でも敵に突っ込んでいくんでしょうけれど、キリトと言えば二刀流ですからね…
きっとそんな奇跡も起こると期待しています。
話は変わりますが、整合騎士ってやっぱり強いですね。
剣などの技術もさることながら心が強いです。
アリスを師と仰ぐエルドリエ…彼の行いは勇敢でした。
壮絶な戦いを経て安否の分からない騎士もいますが、無事本懐が遂げられるのを期待しています。
オープニングテーマは、ハルカスの「Resolution」
エンディングテーマは、LiSAさんの「unlasting」
どちらも素晴らしいの一言に尽きる楽曲だと思います。
勿論、通勤時にヘビロテしています。
1クール全12話の物語でした。
次はいよいよLAST SEASONですか…
終わってしまうのが少し寂しい様な気がします。
毎週週末は、見惚れるような作画と独特のSEが存分に味わえる本作の視聴から始まっているのに…
でも、キリトを現実世界に帰さなきゃですからね。
最終クールが大いに盛り上がるのを期待しています。