テナ さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
彼の生きた世界を護るために。
キリトくんが精神崩壊してる場面からスタートしてましたね。
物語は基本的にはアリス目線の話しであり、アリスファンなら充分に楽しめるしアリスや整合騎士にスポットライトが当たってました。
しかし、基本的にはキリトが不在なのが少し退屈にも感じるしこの辺りは捉え方で変わりますね。
私が個人的に面白くなるのは、アスナの参戦からですね。
スーパーアカウント、ステーシア神のアカウントからログインしたアスナの登場はド派手でしたね。
で、アスナとアリスの乙女の戦い。
人界軍とダークテリトリー軍の戦争とは別にキリトを巡った乙女の戦いがなんか面白かったですね。
アスナの「私のキリト君」発言な彼女にしてはレアなセリフでしたね。
キリトの周りにはシリカやリズなど沢山女の子が居るけどアスナは基本的にはヤキモチを焼いたりとかしないし周りが2人の恋人関係を認めてるからアスナも安心しきってたけど、流石にアリス相手には焦ったのでしょうねww
あんなに剥きになるアスナも珍しい。
ただ、この2人って本当に敵意むき出しだったけどロニエ達にはライバル心剥き出しにはならないのですねww
アリスの「美女4人の添い寝が効いたのかもしれませんね」の発言の後のアスナの引き攣る顔も新鮮でしたね。
そして、リズベットの演説も良かったですね。
協力してもらう為のお願い。
他のプレイヤーには特にメリットなんてないかもしれない、知らないVR世界の戦争なんて知った事じゃないかもしれない、負ければアカウントが消滅するかもしれない。
そんな状況だから、お願いするしかない。
昔、私はとあるギルドバトルゲームをしていました。
最大人数20人の20vs20のリアルタイムバトルでした。
だから、ログイン人数って大切なんですが……
私の居たチームは12人くらいしか参加してなくて、団長さんと話していた時に私は言いました。
「もっと皆もログインしてくれたらいいのにね」って何気ない一言に団長は答えました。
「それが1番だけど、これはゲームだから強制は出来ない、お金を渡して参加してもらっている訳でもないからそこは個人の意思に任せるしかない。」と……
確かに強制は出来ないし、強制されたゲーム程詰まらないものもないですよね。
そしてモチベーションも上がらないよね。
けど、リズベットは言葉でそれを成し遂げた。
強制は出来ないからお願いしか出来ない。
だからこそ言葉を繋いで伝えてお願いする事で一人一人のプレイヤーに「協力したい」と思わせる事が出来たのだと思います。
一方、アスナは苦戦していました。
1人では手も回らずアリスはベクターに連れ去られキリトは未だに車椅子の上……キリトさんそろそろお目覚めのお時間ですww
アスナがめちゃくちゃ頑張ってましたね。
キリトが守って生きた世界を守りたい気持ちがよく出てましたね。