「ランウェイで笑って(TVアニメ動画)」

総合得点
75.6
感想・評価
386
棚に入れた
1485
ランキング
793
★★★★☆ 3.7 (386)
物語
3.7
作画
3.6
声優
3.7
音楽
3.5
キャラ
3.7

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ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

長ーい原作の上澄みだけを雑に見せる駄作。

詳細は公式でも。

モデル事務所の社長を父に持つ千雪。
パリコレモデルを夢見る少女は、しかし10歳の時の
身長158cmから高校卒業する18歳になっても1cmも
伸びることがありませんでした。
父のモデル事務所に所属したいと希望しても、
無理だと言われ…

そんな時、手芸部で服を作っている都村と出会い
ます。家が貧しく、服飾デザイナーを諦めかけて
いた都村と自分を重ね、都村の作った服を着て
父のモデル事務所のオーディションに挑みます。
その姿にパリコレモデルの片鱗を見た元スーパー
モデルの雫は、千雪を所属させることに。

そして、千雪が着ていた服がSNSでバズり、
なんやかやで父のモデル事務所の専属デザイナー
として就職が決まった都村。
2人のパリコレデビューまでのストーリーが、いま
幕を開けました。というお話です。

まるで少女漫画のような設定ですが、これ、週刊少年
マガジンに連載中のコミックなんですね。
人気作らしく、下馬評は高いです。

制作はエゾラという「ハッピーシュガーライフ」
「ソウナンですか?」の制作会社です。
今作は、なんとなくディオメディアっぽい印象が
して(「風夏」に似てるなと)調べたら、どうも
ディオメディアから独立した会社のようです。

初回は、ちょっとご都合展開かなとも思いましたが、
どうなんでしょう、これはお仕事アニメになるのか
なって感じで、初回のエピソードは些末なことなの
かもしれないですね。
次回以降、少し期待しながら継続視聴してみます。

=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
ちょっと盛り込みすぎなんじゃないですかね。
{netabare}
高校生だからってデザイナーとしての雇用は
なかったことにしてほしいと言われます。
やっぱり父親に頼みに行くと、独立したデザイナーの
ところに行ってみろと言われます。
デザイナーの柳田に、いきなり服を縫えと言われ
ます。
縫った服を褒められたかと思ったら、いきなり破かれ
「サヨナラだ」と言われます。

ここまでがAパート。

帰れと言われて、絶対帰りませんと突っ張り、
ドレスの直しをやらせてもらいます。

直しが終わっても帰らないと突っ張り、なし崩し的に
雇ってもらうことになります。
実は明日は東京コレクションという大きなイベント。
そしてイベント当日。
今後絡みそうな駆け出しのファッション誌の編集者
が登場します。でも、文芸部希望だからダサいです。
モデルがひとりバックレます。
代わりに来たのはチユキでした。

身長が足りないので、服を直さないとダメです。
ところが、唯一縫い子ができる女性先輩が鼻血を
出して倒れます。
チユキが全裸になります。ファッションモデルは
そんなこと気にしないという。
で、僕に直しをやらせてくださいと言うところで
終了です。
{/netabare}
ダイジェストかな?

こんなにエピソード山盛り、駆け足の展開って、
いったい……。

よもや1クールなんでしょうか。
原作は現在120話。コミックスは15巻だそうです。
どこまでやるつもりか分かりませんが、こんなに
詰め詰めの駆け足でやったら、人気の原作の良さが
死んでしまうのではないかしら……。
{/netabare}
=====第3話視聴後、追記です。
{netabare}
なるほどなあ。
これを3話で見せたかったから急ぎ足だったという
ことでしょうね。
まあ、3話が視聴継続の勝負回だから、大きな山を
持ってくるというのは正解かもですね。

今回はじっくりと腰を据えた良い内容でした。
ある意味スポ根なんですが、男女二人三脚という
のは珍しいですね。
とりあえず、掴みはOKというところでしょうか。
{/netabare}
=====第5話視聴後、追記です。
{netabare}
うーん、またストーリー弾丸ダッシュモード開始。
駅の電光掲示板だけで電車が止まって、ココロちゃん
と深い話する場面を流さなくても……。

てか、そもそも、いつ男主人公が大学に行くことに?
見逃したほど軽く流された気がしますが。

ストーリーは面白いです。
やっぱり、もっと腰を据えてじっくりと進めて
ほしいです。尺の都合なんでしょうけど……。
{/netabare}
=====第7話視聴後、追記です。
{netabare}{netabare}
・千雪がスチール撮影の仕事で心との力量差に愕然。
・千雪と心のマネージャーが飲んで話す。
・心が仕事でミスして辞めさせられそうになる。
・それを育人が一緒に謝って許してもらう。
・育人が綾野にパタンナーとして誘われるが冗談。
・心が二次予選に通過。
・育人の母親が危篤になる。

こんなにエピソードを1話に詰め込んだら、そりゃ
内容の理解なんて追いつきませんよ。
{/netabare}
なんだろ。
たぶん原作はすごく面白いんだと思います。
なのに、エピソードをブロックごとにパッチワーク
みたいに貼り合わせ、それぞれが上澄みだけちょっと
掬って見せているせいで、これこそダイジェスト。

言うまでもなくキャラへの思い入れや共感はないし、
ストーリーに入って行けずに感動もない。
エッセンスは非常に面白そうなのに、ダイジェスト
だから「じゃあ本編は?」という感じ。

ここまで観て、こんなアニメ化は大失敗と言わざるを
得ませんね。
あ、心のCVが茅野愛衣さんで、素晴らしい演技を
見せてくれていますので、その星だけアップです。
{/netabare}
=====第8話視聴後、追記です。
{netabare}
怒りが湧き上がってきましたよ。

今回のラストシーン。
「千雪さん、僕のショーに出てくれませんか」
という流れ。
あのさ、これ、号泣するところでしょ。
マッハの速度でストーリーが展開するもんだから、
何ひとつ涙なんて流れませんでしたよ。

もはや惜しいとかいうレベルではないです。
ちょっと、これはない。
腰を据えて製作してほしかったです。

次で判断します。
{/netabare}
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
いやあ、もう本当に「雑に終わらせた」感じ。
そもそもパタンナーになりたくないから、綾野の
チームに入るのを断ったんでしょ?
なんで柳田が入るからって「僕も働かせてください」
なのさ。
{netabare}
てか、心が最優秀という結果にするのが下策中の下策
です。ご都合というのは、こういうことを言う。
{/netabare}
おそらく原作は、いろいろしっかり描いていて、
面白いのだろうという片鱗は感じます。

でも、アニメ単体として見たら、まるでダイジェスト
みたいにお肉を削いで削いで、骨とほんの少し食べる
ところがあるだけのリブステーキみたい。
しかも調理の仕方が雑。高く評価はできません。

ということで、この「アニメ」は面白くありません
でしたし、主人公ふたりに共感もありませんでした。
{/netabare}

投稿 : 2020/03/28
閲覧 : 357
サンキュー:

9

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