tomledoru さんの感想・評価

3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態：観終わった

H2Oとは,意味深なタイトルですね。

制昨年が古いのと,題名が
ややこしくて長いのが
この作品の致命傷になって
いるように思います。

作画もちょっと荒いし,話自体も
よくまとまっているとは言いませんが
順位以上の見る価値はあるとは
思います。後半詰め込み過ぎかな。
はまる人にははまると思います。

H2O(エイチツーオー)というのは,
物語の三人の少女を指すそうです。

H2（小日向はやみ、
神楽ひなた / 神楽ほたる）
O（音羽）。

神楽ひなた / 神楽ほたる
本当のひなたは,事故で水死。

双子のほたるが,代わりに
聡明だった「ひなた」を
演じることになります。

とややこしいのです。

最初に鑑賞してみた限りでは,目が見えない
主人公に対する思いやりアニメか

準ハーレム物のアニメかと思いました。

話が進んでいくにつれ,小日向はやみを
中心ヒロインとした鬱アニメだ
ということが分かっていきます。

ややもするとご都合主義的
展開かなと思うところも
あります。

ゲーム原作だから,
ということもあるのでしょうか。

例えば,音羽が精霊でひなたの
幽霊かもしれないという設定や

主人公,弘瀬 琢磨が,1話の終わりから
話のほとんどにおいて
目が見えていたはずなのに
12話になってまた見えなくなって
その間は,「幻」を見ていたとか

同じく12話で,主人公が退行現象
を起こして小日向はやみを
お母さんと思い込んでしまう
ところなどです。

主人公と母親の面影をめぐる葛藤
が主題では,余計なエピソードが
多すぎますし。

話を通してみて,「結局何が
言いたかったの」と主題を追う人には
向かないアニメかもしれません。