「放課後さいころ倶楽部(TVアニメ動画)」

総合得点
68.0
感想・評価
289
棚に入れた
922
ランキング
2252
★★★★☆ 3.3 (289)
物語
3.3
作画
3.4
声優
3.4
音楽
3.3
キャラ
3.3

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ゲリオ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

この題材は厳しすぎでしょう

日本ではマイナーなアナログゲームを題材にした作品。
女子高生3人組(後半に+1人)をメインに据えて、現実にあるボードゲームを作中で紹介していく内容。

アナログゲーム…。はっきり言ってアニメで表現するにはかなり厳しい題材だったね。
実際にやればそれなりに楽しい遊びなんだとは思うが、作中でキャラクターが遊んでるのを見ても、視聴者的には盛り上がれる要素になるはずもなく…
"遊戯王"のように「生命を賭けたゲームだぜ!」みたいなノリでやればそりゃあ面白い内容になるだろうけどさ。
ぶっちゃけ告白すると、本作1~2話続けてアニメを視聴しながら寝オチする経験をしてしまった。
そんなわけで切るかどうか迷ったが、ビジュアル面で色彩が綺麗なアニメだったのが惜しくてとりあえず視聴を継続することに。

結局、最後まで視聴してもアナログゲームの魅力は大して伝わらなかった。
原作者さんには申し訳ないが、どれも同じようなゲームにしか見えず、我々は慣れ親しんだトランプや麻雀で遊べれば十分と思ってしまった次第。
じっくり漫画で読めば印象は変わるかもしれないけど、とりあえずアナログゲームという題材はアニメ向きの題材でなかったのは紛れもない事実であったと言える。
それでも完走できた要因はただ単にボードゲームを紹介するだけでなく、徐々に作中でストーリー性がある回を見せ始めてくれた部分が大きい。
特に第6話において翠ちゃん自身がゲームデザイナーを目指すきっかけとなった話は見応えがあった。
素人が考えたゲームを友達にプレイさせて微妙な空気になるのは結構リアル。
それでもめげずにオリジナルゲームを完成させた翠ちゃんは根性のある子だなと思った。

それに比べて主人公の美姫ちゃんはかなり引込み思案でメンタル弱めのキャラ。
友達やゲームに関わることで徐々に明るくなったかなと思いきや、終盤も終盤の最終話でド陰中の陰キャみたいになって若干引いた…w
最終回だから強引にアニオリにしたのかってくらいウジウジし始めたし、今までのお話なんだったんだ。
原作ではこっから例の♂キャラと恋愛する展開になるとかならないとか?
本格的に♂が関わってくる前にアニメを締め括ったのは英断だったと思われ。

とまぁ感想はこんな感じで、作画面など丁寧に仕上げていた点は認めたいものの、内容的に退屈間が否めず60~70点が妥当な作品だったと思う。
近年、美少女が筋トレしたりキャンプしたりそういうアニメ増えてるけど、とりあえず題材って大事と改めて感じた。今期作はアナログゲームにしろ、ビームライフル射撃にしろ、さすがに面白くなりようがないわ。

投稿 : 2019/12/22
閲覧 : 162
サンキュー:

6

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