暗黒面に落ちた美容師 さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
普通に面白かった!
ゲームは未プレイ
CLANNAD
ef
と来たから今回はAIRを。
全12話と プラスαかな!
1話から7話の終わり間際までは淡々と
話は進んでいきますが
7話のラストから物語は一気に加速してききます。
(佳乃と美凪の話はとりあえず置いといて)
何故、主人公は人形を動かす事が出来るのか。
何故、観鈴は夢を見続けていてその結末とは?
最後まで見て意味がわからない部分は
色々な考察をみても良いかと!
{netabare}
1000年前からこの物語の始まります!
遥かなる昔から、地球には人間以外に、翼を持ち
地球の記憶を継承する民族が存在していました。
それを「翼人」といいます。
最後の翼人「神奈備命」は、追っ手により呪いがかけられ、
彼女は転生しながら永遠に苦しむ運命を背負います。
そばにいる人間が苦しむ呪いをかけられ、ひとりさびしく苦しんで死んでいってしまうのです。
また、翼人とは、転生の際、それまでの記憶を引き継ぐ種族でしたが、
翼人の記憶は、あまりに大きく、人間が受け継ぐには、体がもたないのです。
(翼人の生き残りがいなくなったので、「神奈備命」は人間に転生するしかないのです。)
彼女と同行していた、柳也と裏葉は、それを救おうと、自分の子孫たちに、
神奈の生まれ変わりを探して法術で救うように、
指示します。
しかし、彼らの子孫(主人公の母親)は、神奈の生まれ変わり達を救うことに失敗します。
「神奈備命」の生まれ変わりたちは、
翼人の記憶を引き継ぐことに失敗し、肉体を病み、転生は失敗に終わります。
また、そばにいる人間が苦しむ呪いのせいで
一人、寂しく不幸のうちに死んでいってしまいました。
そして物語は現代に転生。
因みに1話から始まる主人公視点と
カラスから始まる2つの視点が
あると思って下さい!
神尾 観鈴は「神奈備命」の生まれ変わりの一人であり、
国崎 往人は柳也と裏葉との間に出来た子の子孫。
観鈴は、1000年前の呪いと、翼人の転生時の記憶の継承の肉体にかかる負担により瀕死状態になります。
(観鈴が見ている夢とは翼人の記憶です。
彼女が誰かと友達になろうとすると、観鈴が体調を崩したり、周りの人間の体調がおかしくなるのは1000年前の呪いの為です。)
国崎 往人は、方術を使い観鈴を救おうとします。
翼人の記憶の継承に耐えられるよう強化させ、
観鈴の命を少しだけ伸ばすことに成功します。
しかし、そのために力を使い果たした、国崎往人は、その存在を維持できなくなり、
消滅し、カラスの『そら=往人』として、過去に転生し、観鈴の側に戻ってきます。
観鈴と晴子は、本当の親子の絆で結ばれ、
観鈴は翼人の記憶を受け継ぐことに成功します。
観鈴がすべての記憶を受け継ぎ、晴子に見守られ、
満足して人生を終えたことにより
1000年前の呪いは解除されました。
観鈴は、「神奈備命」からの転生を成功させ、
最後は、普通の人間、女の子として息を引き取ったので観鈴の魂の継承者は転生の際に、苦しむ必要はなくなりました。
観鈴が満足して人生を終えたことを見届けた、
そら(往人)は、観鈴の魂を迎えに空に飛び立ちます。
ラストの浜辺で遊んでいた少年と少女は?
多分、少年は主人公の生まれ変わりだと思います。
また少年と少女にはもう呪いはかかってなく
1000年間の旅はここに終わり。
方術の影響か少年は、往人の記憶を引きついでいました。
砂浜にいる、少年は往人と観鈴がどんな運命をたどるのか知っています。
だから、
「彼らには,過酷な日々を
そして,僕らには始まりを」
という台詞になるのです。
彼らというのは往人と観鈴のことで
僕らというのは往人と観鈴が転生した少年と少女のことです。
つまり、ここで翼人に関する物語が終わったということです。
{/netabare}