ホッティー さんの感想・評価
2.7
物語 : 2.5
作画 : 2.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
メッセージ性もなにもない
水で薄めた牛乳を飲んでいるような、うっっっすい内容だった。
まず、メンタルトレース。前作までに出てきた妨害ヘルメットなどとは違い、犯行現場の痕跡から被害者や犯人の行動がわかるという、完全なご都合主義アイテム。第一話でこれが出てきた時点で色々嫌な予感がした。
次にメッセージ性。
1期は主体性や自己判断といった部分に焦点が当てられた。そして槙島は代えの効かない存在、常守は法の遵守、狡噛は己の復讐を求めて行動する、という展開がされた。 2期はシビュラの穴をストーリーの展開としていた。展開としては1期より弱くて薄いが、完結していただけ良かった。
一方の3期は、何が言いたいのかまっったくわからん。テキトーにキャラを出して、死なせて、闇堕ちさせて、メッセージ性のかけらもない。
そしてストーリーの背景設定。これが1番最悪。
まず、いきなり常守が勾留され、局長が射殺され、一係のメンバーがガラリと変わって、もう完全に置いてけぼり。それでフォローがあるのかと思いきや、外務省に引き抜かれた、の一言。次に新1係のメンバーの印象もうっっすい。生い立ちもわからないし、どういう心情なのかもわからないし、全然好きになれない。感情移入もクソもない。
大好きな作品だっただけにとても残念です。虚淵さんによる“正統な”後継作を期待しています。