tomledoru さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
合唱を通して5人の個性がよく調和したお話でした。
宮本 来夏
坂井 和奏
沖田 紗羽
田中 大智
ウィーン
の5人がそれぞれ主役だといえども,
やはり,女子3人の華やかさには
かなわない魅力の作品ですね。
〇坂井 和奏の声楽部での失敗は,
それほど,大きなものだったのでしょうか。
人それぞれ,挽回の意図はあるのでしょうが
新しく合唱部を作るというリベンジの仕方は
根性があっていいと思いました。
〇坂井 和奏のお母さんと教頭先生や
校長先生との関係は,意外でした。
最後,校長先生や教頭先生が自分の
進退までかけて,文化祭を
強行してもらっえたのは,
教頭先生とお母さんとの
友情があったからなのだとも言えます。
いい歌を,お母さんから引き継いで
完成させたのには拍手を
送りたいと思います。
〇沖田 紗羽は,弓道や流鏑馬に加えて
合唱を共にするという立ち位置で
いちばん,目立つし微妙なキャラだと思いました。
騎手になるには,小柄で軽く,出っ張りがない
方がいいに決まっていますが,外国の
学校まで乗り込んでいくのは,
勇気のいることだと思います。
〇田中 大智,バドミントンとの掛け持ち
で,頭数を合わせられたようですが,
男声も加わって,声楽に幅が広がったように
思います。
卒業後は持ち前のバドミントンで
頑張ってくださいと応援
したくなるキャラでした。
〇ウィーン前田 敦博は,ガンバライジャー
のファンで,日本の文化のことも多分に
間違って覚えている青年だけれど,
走って行って,自転車での泥棒を
捕まえるほどのスタミナと脚力を
持つのには感心しました。
7歳の男の子とはいえ,
ウィーンのオーストリアでの親友
を大切に思うのには感心しました。
〇P.A.WORKS らしいといえば
「合唱」とテーマをきめれば
余計な要素は,描き入れないところかな。
恋愛要素はないし,反って友情だけで
固めたところと,個人の嗜好は
認める要素で,個性豊かな5人がよく
表現されていました。