すかり さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
これは好きです
まずこの作品は、6話までがプロローグ・自己紹介みたいな感じです。
世界観の設定、石化現象の謎など、これから明かさなければいけないことが提示されます。
それで7話からやっと、やりたいこと(科学やものづくり)が始まります。
全体を通してジェンプ系特有のセリフやノリ、SF作品特有のご都合展開でありますが、これは好きです。そんな所よりも良い所がたくさんありました。
科学とものづくりだけで充分満たされたのですが、それに加えキャラの濃さと物語の伏線や演出、さらに遊び心まで付いてきます。
毎話ごとに散りばめられた、それらのバランスがめちゃくちゃ良かったです。
私は科学に詳しくないので、村人と同じ立場です。
ですので、千空はまるで科学の先生のようでした。
{netabare}メカ千空やSENKU'Sキッチン{/netabare}などの演出で、目線を下げて教えてくれるのでスッと頭に入ってきました。
また、{netabare}「今食べてるラーメンやコーラ、料理も科学なんだなぁ」{/netabare}と現地の村人よりも私に響く訴えがあったりと、科学の凄さを再認識しました。
ものづくりのシーンも、こどもからおじいちゃんまで活躍し、誰ひとり見捨てません。
私は、小学生のとき好きだった図画工作の授業を思い出しました。
その時の自分みたく、村人が科学やものづくりに魅了されていて微笑ましかったです。
良くも悪くも濃いキャラばかりですが、それぞれの長所を利用して活躍する場を与えてくれます。
体力がある人、機動力がある人、ものづくりが得意な人、その他に色々な人がいますが、それぞれの持ち場で皆活躍します。
こういったシーンが多々あり、キャラへの理解や愛着も湧きました。
さらに、遊び心もあって色々な演出を入れてきます。
{netabare}
・ものづくりマップ
・タイムラプス
・ものづくりダイジェスト
・ゲーム画面キャラ選択(自己紹介入り)
{/netabare}
など、他にも思い出せないくらいたくさんあります。
種類も多く配分も良かったので、毎話飽きなく観れました。
ジャンプ系ノリやご都合展開ではありますが、科学の面白さや凄さ、魅力的なキャラ、物語の伏線や演出、遊び心などがたくさんあって良かったです。
2期決定ということで、楽しみに待ちたいと思います。