うぐいす さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ギャグベースの主人公成長物語
日常系コメディかと思いきやシリアス部分もあり、ちょっとウルッとくるところもあった。
出だしで切ってしまいそうになったが、今回は花澤香菜だったから完走出来た。
こういう振り切ったキャラは本当にうまくやるなと思う。
逆に戸松遥は低く声を張るキャラはあまり向かないのではないか。
声が揺れるので非常に気になる。
友達でいるためには相手にとって自分が必要な存在でなければならない。
そのために自分を曲げて相手の希望を叶える行動をとると、結果主従関係のようになり破綻し、そこで深く傷つくと自分が求めたからいけないんだと言い聞かせ「友達でいるために」に近寄らないようにする。
精神的ぼっちの完成。
でも、人を大切にする気持ちがあれば、思わぬ誰かが自分では気付いていない部分を評価してくれる事がある。
そういう人は友達とか親友とかのくくりじゃなくても、ただ自分にとって大切な人でいい。
元々人を大切にする気持ちがあふれる市子が、貧乏神の登場によって本当に大切な人を増やしていく物語だった。