テナ さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
残酷な世界の中にあった希望の絆
こちらの作品は2018年の劇場版OVAの後のエピソードでもあるんですね。
ただ、物語はエミリアの過去が舞台となりますので見ていなくてもアニメ見ていれば問題なく入って行けると思います。
エミリアの過去の生活やパックとの契約の秘密が描かれています。
エミリアはどんな生活をしていたのか…彼女の過去に何があったのかなど、エミリア推しの人はかなり楽しめるのではないでしょうか。
この話を見て、エミリアの過去は辛いなぁ〜と感じました。
普通に生活してる優しい女の子ですが…人々には魔女だ魔女だと否定されて人里離れて一人生活していて、助けようとした家族にも憎まれ嫌われ…村人からはエミリアの情報を売られ襲われて…
それでも、エミリアは自分を売った街の人を心配して…それでも怖がる村人にエミリアは脅しをかけるのです…またそれが優しい脅しだと思いました。
もぅ、エミリア自身に関わらないよに…二度と会わなくていいように…エミリアが一番辛いはずの拒絶…それをする事により、村人が刺客に村が襲われないように、そんな輩に二度と関わらないようにと優しい配慮でした。
エミリアも劇中の言葉にもありましたが「嫌いになるのならその理由を私にしてよ」このセリフに込められた意味は本当に深く感じました。
性格で嫌われたなら性格を直せばいい…
喧嘩して嫌われたら仲直りすればいい…
酷いことをして嫌われたら誠意と謝罪で許してもらえるかもしれない…
大変な事だと思うけど、それは個人で治せる……
でも!人々が嫌いなのは…怖いのはエミリアじゃない…髪の色、紫紺の瞳、魔女…こんなのどうしようもないじゃない…魔女が恐怖の象徴なのはエミリアも知ってる。
それでも、エミリアを見て欲しい。
そんな見た目を見るんじゃなく自分を見て欲しい!
エミリアは魔女に似てるかもしれない…それでもエミリアは酷いことを何一つしていない…自分の行動を優しさをしっかり見て欲しい…
彼女はそれだけが望みだったのに否定されて…
存在が罪だとも言われたりしました…彼女の周りは敵ばかりで…否定されてばかり…辛さが伝わる心が締め付けられるるシーンがありました。
でも、彼女には唯一の理解者がいる!
パックです^ ^
エミリアの成長を見てきて優しさを知ってくれている…彼女自身を見てくれるパック
パックの存在には本当に救われるシーンがありました。
彼が居なければエミリアの心は砕けていたでしょう…唯一の味方のパックが彼女を肯定しているシーンでは心からパックを応援していました。
「彼女は祝福されて産まれてきた」パックのセリフで強く残るセリフです。
パックの言い分にはスッキリしました。
何せ敵はエミリアの否定ばかりでしたし聞いてる私も理不尽いい分にお怒りですよ!(。ì _ í。#)
そして、パックとエミリアの契約シーン。
このシーンでは本気のパックと立ち直り強く歩いて行こうと決断したエミリアが見えて本当よかったと思うシーンでした。
ラストの夕陽のシーンですね。
パックとエミリアの会話。
凄く良かったです。
パックはエミリアにとってのお父さん。
パパなんですねw
エミリアがきっと欲しかったはずの絆の一つ家族…親子^ ^
お気に入りのシーンはよろけたエミリアを庇うハックが慌てて手を差し伸べるけど爪が出て慌てて爪を引っ込めるシーンw
EDに少しいつもの面々が顔をだします。