Ryo さんの感想・評価
3.5
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 2.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
悪くないが何かが足りない。
「四畳半神話大系」「有頂天家族」「夜は短し歩けよ乙女」に続く、森見登美彦のアニメ化作品。
映像美は中々のものだったが、四畳半で目が肥えてしまった私には少し物足りない。構図や演出に既視感があるのは私だけだろうか。
ストーリーは文学的な要素が強く、万人受けする内容ではないだろう。このファンシーな世界観は森見作品独特の持ち味だろう。
声優の評価に関しては70点。
蒼井優・北香那をメインキャラの声優に採用している。
時をかける少女みたいに聞き苦しい感じはないが、やはり素人のアフレコは物語に集中できない。
いい加減、名前が売れているその辺の役者・タレント・アイドルを話題性のためだけに採用しないで欲しい。
「芸術作品」としてのアニメーションを目指しているのなら、根本的な何かが足りないと思う。