退会済のユーザー さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
良いアニメ。
これがこんなに良いアニメだなんて
きっとあんまり知られていないのではないでしょうか…?
主人公のすーぱーそに子というキャラクターは、かの虚淵玄先生を擁するゲームメーカー:ニトロプラスのイメージキャラクターです。
もともとゲーム楽曲のライブイベントのキャラクターだったので、常に(眠るときも)頭にヘッドフォンを装着してるんですが、それについては全スルーして「そのまま受け入れなさい設定」になっています。
モデルと居酒屋のバイトをしながらガールズバンドでヴォーカルを取るピンク髪の爆乳女子大生…なんていうキャラでして、「そんなドぎゃるさんのイメージキャラクターが主人公のアニメなんて”キャハハうふふいや〜んドッカーン!”みたいな内容に違いないっ!」…って思いますよね。ふつう。
ところが、
ところが!
これが現代人のコロロにしみじみ沁みるとっても良いアニメなのです。
「出てくるヒトがみんな善良で、主人公はその中でも最強に善良、周りのみんなが大好き、周りのみんなも主人公が大好き」という世界が描かれ、観る者はひたすらにその善良さを愛でて味わう…というアニメを、私は勝手に『善良アニメ』と分類して呼んでるんですが、これはその『善良アニメ』の金字塔=「たまゆら」や「ARIA」を抜きさって金メダルを獲っちゃうくらいの”最良の善良アニメ”になっているのではないかと思います。
誰に対しても敬語、ヒトだけじゃなくモノについても”さん付け”で呼ぶそに子のポワポワ感、観たあとにふわふわほのぼのとしたシアワセ感を残すストーリーは、可能なら国会で「全日本のサラリーマンは日曜の夜にはこれを観て癒やされ月曜の出勤に備えなさい」法案を提出したいくらいです。
もしその法案が可決されたなら、きっと日本は変わります!
そしてそれだけではなく、「そに子を密着取材することになったタウン誌の女性編集者は…」という第5話や、「ある日一人旅に出たそに子は…」という第7話なんかは、単体の短編アニメとして観たとしてもしっかりと観るものの記憶に残る名作だと思います。
これはひとえに脚本=黒田洋介先生の職人技のなせる技(技がかぶってる)ですね。
まぁなんにせよ、これはオススメいたします。
もしご興味がおありであれば、是非!ご覧くださいませ (*^^*)