ウェスタンガール さんの感想・評価
4.3
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
細密画の世界に遊ぶ
雨宮慶太原作、ゼイラムや牙狼のようなコテコテ感たっぷりのダークファンタジーではない。
引き気味のアングルで、主人公たちが自由に飛び回る魔法世界は、隅々まで描きこまれている。
プリレコによる会話は、過度なアップを必要とせず、絵柄を目一杯生かした演出には好都合である。
まるで、精密な銅版画の挿絵を見ながら読み聞かせをしてもらっているようだ。
主人公の寒いギャグに苦笑することはあっても、彼女の善良な心に共感できるなら、オールOK!
オープニングを彩る壮大なシンフォニーに心躍らせ、本編のテーマは“美しき青きドナウ”のメロディーをアレンジしたKOTOKOさんの曲“ DuDiDuWa*lalala”に昇華される。
良い意味でバタ臭く、ある意味、NHK教育らしい作品だ。