tinzei さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
全部面白いってオムニバスのアニメ映画だと珍しいような・・・・・
①『彼女の想いで』②『最臭兵器』③『大砲の街』の三作から成るオムニバス映画。
多分オムニバス形式のアニメ映画だと一番有名じゃない?総監督も大友さんだし。
原作がある作品もあるらしいけど、内容はほぼオリジナル。
アニメ映画だから三作とも作画は良い、ただ①②は似ているが③は独特、背景作画は良いにしてもキャラクターデザインが妖怪のような人間になっている、ただこの作品自体思想がありそうな作品だから何かしらの意味がある・・・・のかもしれない。
ちなみにオープニングエンディングの曲は石野卓球、あの事件が起きるまで名前も知らなかったから、もしあの事件が無かったらスルーしてたわ(笑)
それぞれの作品感想。
一応作品のストーリー性で順位付けをしたけど、オムニバスには珍しく三作とも同じぐらい楽しめた。
①三作の中だと一番面白かった、まあちょっとしたホラー作品だよな、洋画のホラーでありそうな内容だけど、ミゲルが女の幻影に囚われる場面とか、昔見た客船を調査する映画に似てるような・・・・ただあの作品は人外みたいな存在が関わっていて最後に助かった主人公を尻目に新しい客船に乗り込んだってオチだった気がする、名前も思い出せない作品だから超うろ覚えだけど(笑)
②ストーリーに関しては他二作に見劣りするかな、ただ普通こういうドタバタコメディってもっと簡単な描き方されるけど、この作品はそこを真面目に描いている、出てくる場所はもちろん使われる武器も本物で、信夫に対する総攻撃は映画館で観たいって思うレベルで良かった、だから内容を楽しむっていうより絵を楽しむ作品かな。
③ストーリーだと二番目、この作品だけ作画が特徴的でちょっとしたスチームパンク的な世界観だけど、それより気になるのが子供が父親に「どこと戦争してるの?」って聞いて父親が「子供は知らなくていい」って言った場面、何かシニカル的なものを感じるんだけど・・・・・・どうなんだろ?