すみれ さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
青春といえばコレ
久しぶりに見返したけどやっぱりヒロイン3人とも不器用で強くて可愛い。大河はともかく、高校生とは思えないほど肝が座っている。ただの恋愛ではなく友情、憎しみ、親子関係、色々な複雑な要素が詰まっているけど最後はスッキリ収まっている(いや、そうハッピーエンド的に収めた)。
ただ男にはあまり共感しなかった。女の子はみんな強くて純情で、一方ガラスのハートみたいに繊細な子たちばかり。あえてランキングをつけるとするならば
①みのりん
この子はなんだ、元気、明るい、ムードメーカー、乙女、優しい、もう完璧。大好きな親友大河のために主人公への気持ちをパンドラの箱へと…。主人公への気持ち、恋愛感情を見えないものと、見ちゃいけないものと。あの夏に見た幽霊を永遠に心の奥に閉まって。大河含め周りを困らせたくない、傷つけたくない心の優しいみのりん。真反対のあみちゃんにとっては八方美人なみのりんなんてバレバレなところ。雪山合宿での喧嘩のシーンとか、みのりんが正直な気持ちをぶつけたバレンタインの教室のシーン、ぐっときました。
もう主人公早く気づけ。空元気なところも。辛かったね、最後あみちゃん家の玄関で堪えられなくなるシーンとか号泣。ありがとみのりん、いつまでも皆の天使だ
②あみちゃん
二重人格?どこが。女はみんなずるい生き物。あみちゃんはそんな女の子らしさ、時にみせる大人な対応に魅せられました。本当はみのりんや大河と同じように自分のことを想ってほしいあみちゃん。ぶりっ子になったり大人っぶってみたり、周りの輪を乱してしまうところも本当は皆にも素直であれ、と訴えるかのよう。
そんなあみちゃんはあえて主人公への気持ちをはっきり口にしなかった。辛いだろうに、たぶん傷つくのが嫌だからトゲトゲしてしまうんだろう。正反対のみのりんやどこか自分の似ていて素直になりきれない大河に対して当たってしまう。不器用で強くてなんて可愛いんだ。お前だけは幸せになれ。
③生徒会長
一番大人で正直になれなかった人。自分より相手の幸せを願う。
みのりんとあみちゃんまじで切なすぎて…。個人的に一番泣いたのはバレンタインの教室でのシーン。鈍感な北村でさえ察するあのシーン。はぁ…みのりんみのりんみのりん…はぁ…。
全体的に青春、って感じでした。
私も教室のコンセントにポット繋げてカップラーメン食べたい人生でした。