ウェスタンガール さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
PAスターシステム
同じ絵柄のキャラクターをあたかも俳優のように扱う、いわゆる漫画、アニメ版スター・システムは、ディズニーに始まり、日本では手塚治虫がその手法を確立した。
オリジナルアニメを得意とするPAワークスにとって、この手法は魅力的であるはずだ。
我々にとっても、思い入れのあるキャラが、他の世界で活躍するのを見るのは嬉しいものだ。
声優さんが、同じ性格付けのキャラを演じるのも、もちろん面白いのだが、制作会社の枠を超えて活躍するキャラクターを見てみたい気もする、なんて感じた作品だ。
(本編の感想)
“けいおん”にインスパイアされたことは容易に想像されるが、そこは流石のPAワークスだ。クセのある登場人物がガチンコで立ち向かってくる。
それでも過度に湿っぽくはならない。その演出方法は、どちらかというとハリウッド的だ。“天使にラブソングを”や“スクール・オブ・ロック”を思い出す。
とは言っても彼等は等身大の高校生、音楽部活動の王道である合唱で勝負する姿が清々しい。
舞台も、我々関西人には憧れの“湘南”だ。しかし御多分に洩れず、地域は問題を抱えている。ここで、地域密着型の制作方針が本領を発揮する。これは結構新しい展開だったのでは無いだろうか?
少し前に“電波ソング”を調べていた時に、“ひなビタ”をWeb上で追いかけたことがある。どうやら“TARI TARI”の影響は相当大きいようだ。