退会済のユーザー さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
戦争嫌いな魔女が愛を知る物語
英仏100年戦争の頃のヨーロッパが舞台だけど、この世界では魔女などが普通にいて、戦争に介入したりしているみたい。こういう設定って、終末のイゼッタを思い出しますね。あっちは近代が舞台だけど。
中世ヨーロッパの戦いの描写などは結構リアルっぽく描かれていたように感じました。
OPもとても良かったです。
主人公の魔女マリアは戦争が嫌いで、度々魔法を使って戦争を止めさせようとします。
でも、マリアのしていることは自己満足で、人間の秩序を乱していると大天使ミカエルに言われ、それに反発して魔女の力を制限させられてしまいます。
長い長い時間のスパンで考えれば、確かにミカエルの考え方もあるのでしょうが、そこに住み、生き、そしてなにより争いが大嫌いなマリアには争いを放っておくことなんか出来なかったのでしょう。
でも教会に目をつけられ、火あぶりのため処刑台に送られた時、マリアが一生懸命に救った人々は火をつけられたマリアを冷たい目で見て手を叩きます。
そんな目にあってもマリアは争いを止めることをやめません。友達の魔女がなんて強い子だろって言ってたけど、強い子っていうか、無謀っていうか。魔法が使えないのに助けに行こうとするのって自殺行為なのに。
マリアはジョセフを助けに行ったんだね。やっぱり愛は強い?
ジョセフを助けた後のマリアとジョセフのやりとりは良かった。
ウジウジしてるジョセフを殴るマリア。そしてジョセフへの想いを話した後の、ジョセフからのプロポーズ(*^_^*)
ラストも気持ちのいい終わり方ですっきりして良かったです。
最初は下ネタっぽい感じだったので失敗したかな、と思ったのですが、どんどん話に引き込まれていって最終話まで面白く見ることができました。
見て損はない良作だと思います!