砂粒と嵐 さんの感想・評価
2.7
物語 : 2.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 2.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
五反野が見れて嬉しかった
五反野が舞台という、それだけの興味で見た。
ほんとにあの荒川河川敷だし、都会に出るときは「北千住方面中目黒行き」に乗るのもお馴染みだし、なんか感動した。
高校生ラノベ作家である主人公、「若い」くらいしか特徴がないのに、出てくるヒロインはみんなそれより年下(!)でそれより稼いでるんだから、とんでもないキャラ設定だ。
つねに世話焼いてサービス展開に持ち込んでくれる隣人とか、誰のものにもならなくて俺の前でだけ可愛くてエロいのに照れ屋で自分がいちばん可愛いくせに可愛い女の子が好きな、血のつながってない妹、とか、マジで夢見すぎ都合良すぎ。
でも、そういうとこに茶々を入れるような奴はこういうアニメを見るべきじゃない、全部わかった上で完全なる妄想の世界として楽しむべきだ、ってことが最近わかってきた。
唯一、紗霧が自分の体を参考にしながらエロ絵を書いてるって設定だけは、なんかいいなってわくわくした。
「自分がいちばん楽しめるものをこの世界に生み出すためにつくるのか、喜んでくれる他人のためにつくるのか」ということや「やる気があるときにだけつくるのが正しいのか、当たり前に毎日つくり続けてこそ意味があるのか」ということ、その悩みの観点とてもクリエイターあるあるなので、共感できるところもあり面白かった。
実質的な最終話は11話で、12話はとことんサービス回。
タイトルに期待した視聴者を存分に愉しませようという意思が見える。
ただあの本屋の娘の、恋愛ほのめかしオチはいらなかった。
もっとエロ方面でのポテンシャルがある子なんだから、ほしかったのはそっちのサービスで、安直な恋愛ほのめかしなんか無いほうがマシ。