(*´ω`*) さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ラーメン屋でカレーが出てきた
「バビロン」の野崎まど原作のSF作品
■感想
「交渉とは、双方に利益が生まれる事が、自身にとっての最大の利益なんだ」(0話より)
冒頭の台詞です。
ですが、その発言を行った主人公が相手の最終的な目的、利益が何なのか見定めずに動いていました。
これはちょっとね・・・
凄腕交渉人が神にも等しい存在と、どのような未来を作り出すのかを私は期待していたのですが、
そういう方向にはならなかった事が残念。
美味いラーメン店があると聞いて行ってみたら、カレーを出されたような。
そんな結末に感じました。
カレー自体は結構おいしかったです。
■雑記(あんまり作品に関係ないです)
{netabare}
カレーについてですが、異世界から人知を超えた来訪者に人類が遭遇するSF作品には
「作法」「定型文」のようなものがあると思っています。
未知との遭遇
宇宙戦争
コンタクト
インディペンデンス・デイ
地球が静止する時
メッセージ
etc....
映画で思いついたものを挙げてみましたが、解決策なんて数パターンです。
-敵対しない場合-
①理解を深める。啓示を受ける。
-敵対する場合-
②ウィルスなど地球にしか存在しないものによって自滅する
③人間の感情という不条理な物によって自滅する
④根性でぶっ飛ばす
大半がこれに大別できると思っているのですが、
⑤より優れた存在を作り出し、ぶっ飛ばす
と、いう結末をこの作品は取りました。
マンネリ化したジャンルで新たな解決策を提案したという部分は
とても挑戦的で面白かったです。{/netabare}